Race at Home Challenge ウェーレインがランキング首位へ
フォーミュラEが公式バーチャルレースとして開催している「ABB Formula E Race at Home Challenge」の第4戦が行われ、パスカル・ウェーレインが見事に優勝した。
しかし、予選では練習を行わなかったにもかかわらず、ロキット・ベンチュリー・レーシングのエドアルド・モルタラがポールポジションを獲得し注目を集めた。
優勝したマヒンドラレーシングのパスカル・ウェーレインはシムシリーズ2連勝を達成してチャンピオンシップのトップに躍り出たと同時に、チャンピオンの有力な候補者となった。
第3戦モナコ市街地コースで初のシミュレーションレース勝利を収めた後、続けて香港のストリートサーキットでも勝利して2連勝を達成した。
多くのアクション
今大会で初めての大雨に見舞われた予選は、24名のフォーミュラEドライバー全員が事前の予告なしに大雨に見舞われた。
非常に滑りやすいコンディションの中、マシンを上手くコントロールして奮闘したロキット・ベンチュリー・レーシングのエドアルド・モルタラがポールポジションを獲得した。
ポールポジションを獲得したモルタラは以下の様にコメントした。
「ポールポジションを獲得できて本当に驚いています。本当のことを言うと、今週は全く練習していなかったんです。でも、雨が降ってきて、みんなにとっては全く新しいコンディションになったと思うので、練習不足の自分にとっては逆に良いことだったと思います。天候が私にチャンスを与えてくれたんです。」
しかし、モルタラはポールポジションのアドバンテージを勝利に結びつけることはできず、ミスでウォールに接触してしまい、トップから大きく順位を落としてしまった。
逆に優勝したウェーレインは序盤にアクシデントに巻き込まれ、一時表彰台圏外に落ちてしまうものの、その後ハイペースで追い上げて優勝。
ランキングトップだったBMWのマキシミリアン・ギュンターを抜いてチャンピオンシップでトップに立った。
レースを終えたウェーレインは以下の様に語った。
「今日は予選でのウェットコンディションのため、今までと違ってちょっと特別な日だった。レース序盤にアクシデントに遭遇して少し混乱してしまい、その時にマシンが少しダメージを受けていました。でも最終的には優勝してランキングも首位になれたようで良かったよ。」
バーチャルレース大会も残り半分となり、ウェーレインとギュンターのポイント差は僅か5ポイント。
後半戦に向けて激しいチャンピオン争いが予想される。