マッサ チーム内バトルで失望のレース
フェリペ・マッサのサンティアゴE-Prixは、同じベンチュリーレーシングのチームメイトであるエドアルド・モルタラからのラフパスにより大きく狂わされてしまった。
チームメイトとのロスタイム
マッサは、チリで行われたサンティアゴE-Prixで好調な走りを見せていた。
予選でのアタックでは総合で4位に着け、上位6台で行われるスーパーポールに進出する。
スーパーポールでもしっかりとタイムを記録し、3位と同タイムを出し4番手に着けた。
4位から決勝をスタートしたマッサは、スタートで順位を少し落とすものの、6位でレースを進めていった。
中盤には、上位でのバトルを上手くかわして4位にまで挽回し、表彰台も見えてきていた。
しかし、すぐ後ろの5番手を走行中だったチームメイトのエドアルド・モルタラがダブルヘアピンのイン側に侵入。
両者は並んでいたが、モルタラがマッサの走行ラインを潰してしまう形で壁まで寄り、チームメイトとの接触を回避するためにマッサは減速を余儀なくされた。
このロスタイムの影響で、モルタラの後ろにいた2台のマシンにも先行を許し、マッサは表彰台を狙える可能性を失うこととなった。
失意のマッサ
モルタラからのパスアプローチはマッサのレースを狂わせ、レース後半はメルセデス・ベンツのデ・ブリーズとバンドーンにもパスされてしまった。
最終的に9位でフィニッシュしたマッサは、十分なレースペースを持っていながら、それに見合う結果を残せなかったことに落胆した。
「残念ながら、良いスタートを切れなかった。最初に2つのポジションを失った。このポジションダウンが無ければ、上位で戦うペースは十分にあったね。それにチームメイトとの問題があった。本来であればもっと良い結果を残せるはずのレースだった」
と語り、モルタラとのアクションについても失望していた。
マッサは2月15日に行われるフォーミュラE第4戦のメキシコシティE-Prixで、今シーズン最初の表彰台フィニッシュを狙う。