ジェームス・カラド、ジャガーに加入
ミッチ・エバンスがパナソニック・ジャガーレーシングでの4シーズン目を迎えることを発表した後、ジャガーレーシングは英国ドライバーであるジェームス・カラドの起用を発表した。
二人目は英国ドライバーのカラド
ファーストドライバーとなるミッチ・エバンスがジャガーレーシング残留を発表して間もなく、 チームはセカンドドライバーを発表した。発表されたドライバーは、昨シーズンのチームで戦ったドライバーではなく、ジェームズ・カラドだった。これで2019/2020シーズンのジャガーレーシングのドライバーラインナップは完成した。
経験豊富なベテランドライバー
ジェームス・カラドは現在30歳。他チームでルーキーシーズンを戦うドライバー達と比較すると若くはないが、今までの実績が今回のシート獲得に至った理由である。カラドは2008年にシングルシーターレースを開始。2011年にGP3シリーズをランキング2位で終え、その後GP2シリーズにも参戦。
参戦初年度から優勝を飾り、2013年にはランキング3位を獲得した。1年間、フォースインディアでテストドライバーも務めたは、F1シート獲得には至らなかった。翌2014年からはWECにフェラーリワークスから参戦。2017年にはWEC GTE Proクラスでチャンピオンを獲得した。今年も各耐久レースに複数参戦しているカラドは、フォーミュラEでも経験を活かした手堅い走りが期待される。
フォーミュラEは初参戦となるベテランドライバーのジェームス・カラドは以下の様にコメントした。
「ジャガーレーシングはフォーミュラEでも人気のあるシートの1つであり、私に提供されたことを非常に誇りに思っています。ジャガーのモータースポーツの歴史は象徴的であり、フォーミュラEでこのチームの一員になることは私にとって素晴らしい機会です。 電気自動車でのレースは私にとっては初めてですが、素晴らしい結果を得るために努力していきます。電気自動車は初めてですが、フォーミュラカーは初めてではないので、これまでのシングルシーターでの経験を活かしていけると自信を持っています。11月のシーズン開幕レースに期待を持って、楽しみにしています。」
固まったジャガーレーシング
ジェームス・カラドの起用は、ジャガーレーシングにとって一安心できる出来事となった。元フォーミュラEチャンピオンのベテランドライバーであるネルソン・ピケJr.が2019年ローマE-Prixでチームから脱落した後、ジャガーレーシングのドライバーに関する不安は続いた。アレックス・リンが急遽シーズンの終わりまでドライバーを務めたが、2019/2020シーズンに向けて正式に英国ドライバーを起用することができた。