2019~2020年度チームデータ
目次
- 1 アウディ・スポーツ・アプト・シェフラー (Audi Sport ABT Schaeffler)
- 2 BMW i アンドレッティ・モータースポーツ (BMW i Andretti motorsport)
- 3 ビジョン・ヴァージン・レーシング (envison Virgin Racing)
- 4 ジオックス・ドラゴン (GEOX DRAGON)
- 5 パナソニック・ジャガー・レーシング (Panasonic Jaguar Racing)
- 6 マヒンドラ・レーシング (Mahindra Racing)
- 7 NIO・フォーミュラEチーム (NIO Formula E Team)
- 8 日産・e.dams (NISSAN e.dams)
- 9 DSテチーター (DS TECHEETAH)
- 10 ヴェンチュリー・フォーミュラEチーム (Venturi Formula-E Team)
- 11 メルセデス・ベンツEQ (Mercedes-Benz EQ)
- 12 タグ・ホイヤー・ポルシェ FEチーム (TAG HEUER PORSCHE FE TEAM)
アウディ・スポーツ・アプト・シェフラー
(Audi Sport ABT Schaeffler)
車体: | Audi e-tron FE06 |
スペック: | モーター[不明] / ギヤ[不明] |
本拠地: | ドイツ |
代表: | アラン・マクニッシュ |
経歴: | アウディスポーツABTシェフラーチームは、2014年にフォーミュラEが開幕して以来、常にトップランナーとして活躍している。 2017/2018シーズンはチームチャンピオンを僅差で獲得し、シーズン中には多くの表彰台に登った。 昨シーズンも安定した成績を残し、チームランキングでは2位を獲得した。 アウディは2016年にWECプログラムの終了を発表し、フォーミュラEプログラムを強化していった。 現在では完全なワークスチームとしてチャンピオンシップを戦っている。 ドライバーであるルーカス・ディ・グラッシとダニエル・アプトは、初年度から参戦を続けており、二人とも複数の表彰台を獲得している。 エースのディ・グラッシは二桁勝利を収める数少ないドライバーである。 |
ドライバー: | ルーカス・ディ・グラッシ No.11 ダニエル・アプト No.66 |
公式ウェブ: | www.abt-sportsline.de / www.audi.com / フォーミュラEサイト |
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BMW i アンドレッティ・モータースポーツ
(BMW i Andretti motorsport)
車体: | BMW i FE.19 |
スペック: | モーター[不明] / ギヤ[不明] |
本拠地: | アメリカ |
代表: | マイケル アンドレッティ |
経歴: | BMW i アンドレッティは、2018/2019シーズンにBMWワークスチームとして参戦を開始。 フォーミュラEでは元々、アンドレッティ・オートスポーツとしての参戦だった。 アンドレッティ・オートスポーツは、アメリカを拠点としたインディカーシリーズやアメリカン・ルマンシリーズへの参戦をしている。 BMWは初年度から競争力を発揮し、開幕戦で早くも優勝を達成し、その後も表彰台に複数回登った。 チームランキングでは、ワークス初年度ながら5位を獲得し、2019/2020シーズンへ向けて期待の持てる速さを見せた。 ドライバーランキングでは6位を獲得した。 2019/2020シーズンはマックス・ギュンターとアレクサンダー・シムズの二人を起用することになった。 |
ドライバー: | マックス・ギュンター No.28 アレクサンダー・シムズ No.27 |
公式ウェブ: | www.bmw-motorsport.com / フォーミュラEサイト |
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ビジョン・ヴァージン・レーシング
(envison Virgin Racing)
車体: | Audi e-tron FE06 |
スペック: | モーター[不明] / ギヤ[不明] |
本拠地: | イギリス |
代表: | アレックス・タイ |
経歴: | フォーミュラE初年度から参戦を続けるイギリスチーム。 デジタルエネルギー企業のEnvision Groupと提携し、ヴァージンレーシングは2018/2019シーズンからEnvision Virgin Racingとして参戦している。 シーズン2ではツインモーターを採用するチームだったが、扱いにくいことが判明したためシーズン3からはシングルモーターを採用した。 過去2シーズンでチャンピオンシップタイトルを争いシリーズを盛り上げた。 2018/2019シーズンを3位で終え、長い期間競争力を保っている。 また、昨シーズンからはアウディスポーツが提供するパワートレインを使用している。 長年ヴァージンレーシングでドライバーを務めるサム・バードとロビン・フラインズが2019/2020シーズンのドライバーを務める。 エースのサム・バードはフォーミュラEで8勝を記録する実力者であり、今年もチャンピオンを目指していく。 |
ドライバー: | サム・バード No.2 ロビン・フラインス No.4 |
公式ウェブ: | envisionvirginracing.com / フォーミュラEサイト |
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ジオックス・ドラゴン
(GEOX DRAGON)
車体: | Penske EV-4 |
スペック: | モーター[1基] / ギア[1速] |
本拠地: | アメリカ |
代表: | ジェイ・ペンスキー |
経歴: | ドラゴンは、2006年にシーゲート・テクノロジーの会長兼CEOであるジェイ・ペンスキーとスティーブ・ルッゾによって設立され、インディカーシリーズで2007年から2014年にかけて競争した。 カリフォルニア州ロサンゼルスに本社を置き、英国のシルバーストーンに事業を追加している。 2018/2019シーズンからイタリアのファッションハウスであるGEOXがタイトルスポンサーとなっている。 ドラゴンレーシングは参戦初年度は好調なパフォーマンスを示したが、徐々に競争力を失っていった。 2018/2019シーズンは僅か23ポイントの獲得となり、チームランキングも10位と低迷した。 上位復帰を狙うドラゴンレーシングは、元F1ドライバーであり、WECチャンピオンでもあるブレンドン・ハートレーと、アウディの元テストドライバーのニコ・ミュラーがステアリングを握ることを発表した。 |
ドライバー: | ブレンドン・ハートレー No.6 ニコ・ミュラー No.7 |
公式ウェブ: | www.dragonracing.com / フォーミュラEサイト |
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パナソニック・ジャガー・レーシング
(Panasonic Jaguar Racing)
車体: | Jaguar I-Type 4 |
スペック: | モーター[不明] / ギヤ[不明] |
本拠地: | イギリス |
代表: | ジェームズ・バークレー |
経歴: | パナソニックジャガーレーシングチームは、2016/2017シーズンのフォーミュラEで初めて参戦した。 ジャガーはモータースポーツでも豊富な歴史を持っているが、フォーミュラEに参加して電気自動車市場への影響力を上げようとしている。 技術的支援をウィリアムズから受けている。 参戦初年度は結果が出ずに下位に沈んだ。 2017/2018シーズンには、フォーミュラEチャンピオン経験者のネルソン・ピケ・ジュニアと契約して、ミッチ・エバンスとパートナーシップを結んだ。 ランキングは6位となったものの勝利することはできなかった。 2018/2019シーズンはチームランキングこそ7位となったが、チームにとって初の優勝を記録し、エバンスはドライバーランキング5位を獲得した。 ミッチ・エバンスは印象的なフォーミュラEデビュー以来、ジャガーレーシングに残っている。 |
ドライバー: | ミッチ・エバンス No.20 ジェームス・カラド No.51 |
公式ウェブ: | media.jaguarracing.com / フォーミュラEサイト |
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マヒンドラ・レーシング
(Mahindra Racing)
車体: | Mahindra M6Electro |
スペック: | モーター[不明] / ギヤ[不明] |
本拠地: | インド |
代表: | ディルバーグ・ギル |
経歴: | マヒンドラ・レーシングは、フォーミュラE初年度から参戦を続けるインドチームである。 チャンピオンシップ中心的存在であり、シーズン3で初勝利を収め、多くの表彰台も獲得してきている。 初優勝を記録した2016/2017シーズンではランキング4位となり、上位チームと争うことが多くなった。 2018/2019シーズンはチームランキングこそ6位で終わったものの、シーズン序盤の連続表彰台や優勝を達成し、存在感を現した。 ドライバーは昨シーズンから引き続き、ジェローム・ダンブロシオとパスカル・ウェーレインが務める。 |
ドライバー: | |
公式ウェブ: | mahindraracing.com / フォーミュラEサイト |
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NIO・フォーミュラEチーム
(NIO Formula E Team)
車体: | NIO Sport 005 |
スペック: | モーター[不明] / ギヤ[不明] |
本拠地: | イギリス |
代表: | ジェリー・ヒュース |
経歴: | NIOフォーミュラEチームはチーム・チャイナ・レーシングとしてスタートし、ネルソン・ピケ・ジュニアを初代ドライバーのチャンピオンシップに導いたチームの後継になる。 中国の電気自動車メーカーであるNIOは2017年にニュルブルクリンクでEP9(スーパーカー)を走らせる等、接触的にモータースポーツ界に参入してきている。 駆動装置のルールがシーズン2に向けて公開された時、NIOフォーミュラEチーム(ネクストエグゼクティブと呼ばれる)は、ツインモーターソリューションを選択した。 それはシーズン3でも採用され、多くのチームがシングルモーターなのに対してユニークなアプローチを行った。 チャイナレーシング時代にドライバーチャンピオンシップで勝利し、チームランキングも上位に入ったことがあるチームではあるが、シーズン2以降は苦戦を強いられており、昨シーズンは僅か7ポイントの獲得となった。 これは全11チームで最下位のポイント数であり、チームの復活が求められる。 ドライバーは昨シーズンから引き続きオリバー・ターベイが務める。 もう一人のドライバーはトム・ディルマンから変わって、中国人ドライバーのマー・チンホワが務める。 |
ドライバー: | オリバー・ターベイ No.3 マー・チンホワ No.33 |
公式ウェブ: | www.nio.io / フォーミュラEサイト |
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日産・e.dams
(NISSAN e.dams)
車体: | Nissan IM02 |
スペック: | モーター[不明] / ギヤ[不明] |
本拠地: | 日本 |
代表: | ジャンポール・ドリオ |
経歴: | 日産 e.damsはフォーミュラEの3つタイトルと、シーズン2のドライバー・タイトルを獲得したルノーチームを引き継いで、2018/2019シーズンにフォーミュラE参戦を決めた。 日本企業としては初の参戦となる。 世界中で電気自動車を販売している日産は、EVで多くの成功を積み上げてきた。 既存のEV技術を活かしてフォーミュラE用の全く新しいパワートレインを開発した。 ルノー時代からのパートナーであるDAMSは、F3000、GP2、およびA1GPで複数のタイトルを持つ最も成功したチームの1つ。 チームとしては15勝を超え、30回以上の表彰台を獲得してきた。 昨シーズンはセバスチャン・ブエミがドライバーランキングで2位を獲得し、特に後半戦の連続表彰台はインパクトを残した。 チームメイトのオリバー・ローランドも、2度の2位表彰台を獲得し、ルーキーとして素晴らしい速さを見せた。 チームランキングでは4位となり、熟成が進む来シーズンはチャンピオン候補の筆頭となっている。 シーズン2のチャンピオンであるセバスチャン・ブエミは最も成功したドライバーであり、2019/2020シーズンも引き続き日産と参戦をする。 2年目を迎えるオリバー・ローランドも2019/2020シーズンを日産で戦う。 |
ドライバー: | セバスチャン・ブエミ No.23 オリバー・ローランド No.22 |
公式ウェブ: | www.nismo.co.jp / フォーミュラEサイト |
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DSテチーター
(DS TECHEETAH)
車体: | DS E-Tense FE.20 |
スペック: | モーター[不明] / ギヤ[不明] |
本拠地: | 中国 |
代表: | エドマンド・チュウ |
経歴: | テチーターは、チームアグリが以前開催したエントリーを引き継いで、シーズン3でFIAフォーミュラE選手権に入った。 初年度から競争力を発揮したテチーターは今ではコンスタントに上位を獲得するチームとなっている。 元々はRenault e.damsの駆動装置を使用していた。 昨シーズンはジャン=エリック・ベルニュとベテランのアンドレ・ロッテラーが参戦し、多くの表彰台を獲得した。 そしてジャン=エリック・ベルニュのドライバーチャンピオンとチームチャンピオンを獲得する完璧なシーズンを送った。 2019/2020シーズンでは、現チャンピオンであるジャン=エリック・ベルニュと、新たに加入するアントニオ・フェリックス・ダ・コスタの2名でシーズンをスタートさせる。 |
ドライバー: | ジャン=エリック・ベルニュ No.25 アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ No.13 |
公式ウェブ: | ww.techeetahfe.com / フォーミュラEサイト |
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ヴェンチュリー・フォーミュラEチーム
(Venturi Formula-E Team)
車体: | Venturi VFE06 |
スペック: | モーター[不明] / ギヤ[不明] |
本拠地: | モナコ |
代表: | フランク・バルデ |
経歴: | ヴェンチュリーは、ABB FIAフォーミュラEチャンピオンシップ初年度から参戦してるチームであり、スポーツタイプの電気自動車メーカーである。 モナコに拠点を置くこのチームは、ギルド・パランカ牧師によって設立された。 2016年にヴェンチュリーのVBB-3 ‘bullet car’は、世界最速の電気自動車になるために米国ユタ州の塩砂場で時速341マイルもの速度を出し世界記録を更新した。 2018/2019シーズンは表彰台と、念願の初優勝を達成し進化を示した。 しかし数々のリタイアも記録したため、チームランキングでは8位に低迷することとなった。 2019/2020シーズンでは、上位勢と常に勝負することを目指していく。 ドライバーラインナップは元F1ドライバーのフェリペ・マッサと、チームの初勝利を達成したエドアルド・モルタラの二人。 また、2019/2020シーズンから参戦するメルセデスワークスチームから技術サポートを受けることになっており、戦闘力は未知数となっている。 |
ドライバー: | フェリペ・マッサ No.19 エドアルド・モルタラ No.48 |
公式ウェブ: | www.venturi.com / フォーミュラEサイト |
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メルセデス・ベンツEQ
(Mercedes-Benz EQ)
車体: | Silver Arrow 01 |
スペック: | モーター[不明] / ギヤ[不明] |
本拠地: | ドイツ |
代表: | イアン・ジェームス |
経歴: | 1シーズンを戦ったHWA レースラボを引き継ぎ、新たにメルセデスワークスチームとして発足した「Mercedes-Benz EQ」フォーミュラEチーム。 モータースポーツで100年以上の歴史を誇るメルセデス・ベンツが遂にフォーミュラEに参戦する。 昨シーズンはチームランキング9位となったが、ストフェル・バンドーンの表彰台獲得等を見れば、決して悪い印象だけではない。 F1で圧倒的な強さを発揮した近年のメルセデスが、完全な電気自動車レースでどこまで競争力を出せるか注目が集まる。 ドライバーは、昨シーズンから引き続きストフェル・バンドーンが担当。 もう一人はゲイリー・パフェットから変わり、ニック・デ・フリーズが抜擢された。 |
ドライバー: | ストフェル・バンドーン No.5 ニック・デ・フリーズ No.17 |
公式ウェブ: | www.mercedes-benz.com / フォーミュラEサイト |
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タグ・ホイヤー・ポルシェ FEチーム
(TAG HEUER PORSCHE FE TEAM)
車体: | 99X Electric |
スペック: | モーター[不明] / ギヤ[不明] |
本拠地: | ドイツ |
代表: | フリッツ・エンツィンガー |
経歴: | 1950年代から続くポルシェのモータースポーツに新たな1ページが追加される。 WECにおけるLMP1クラス優勝や、数々のGTレースで表彰台の頂点に立っているポルシェ。 市販車においても最近はHVやEV車を発売し始めており、フォーミュラEでの技術が活用されることになるだろう。 2019/2020シーズンに完全な新チームとしてフォーミュラEに参戦する。 同じドイツの有名メーカーが参戦するこの舞台で、初年度から優勝争いをするかが注目される。 ドライバーラインナップは、昨シーズンのチャンピオンチームで戦ったアンドレ・ロッテラーと、ポルシェのワークスドライバーであるニール・ジャニとなった。 |
ドライバー: | アンドレ・ロッテラー No.36 ニール・ジャニ No.18 |
公式ウェブ: | www.porsche-formulae / フォーミュラEサイト |
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