次世代フォーミュラEカー、ジュネーブにてお披露目
以前、次世代フォーミュラEカーのティザーやCGIを見たことがあるかと思いますが、ついにABB FIAフォーミュラE選手権の将来が明らかになります。ジュネーブモーターショーにてお披露目されたGen2カーの公式写真と技術仕様がこちらになります。
Gen2のお披露目はFIAの社長であるジーン・トッド氏とABBのロボットアームの手助けを借りて行われました。
280km / h(174mph)の最高速度と現行車の2倍の距離を走行する能力を備えているGen2車は、シーズン5以降のミッドレースカー・スワップを必要としないことを意味します。わずか4年で走行可能距離を倍増させると、フォーミュラEの技術と電気モビリティの世界がいかに速く発展しているかが分かります。
「車の走行可能距離を倍増させ、出力を増やすことは素晴らしい成果で、4年間で進展が見られるのは信じられない。」とFIAのジーン・トッド社長は述べます。 また、「数多くのメーカーのサポートにより、フォーミュラEは引き続き電気自動車技術の開発を推進し、Gen2はこの開発において重要な出来事です。」
「ジャガー、アウディ、DS、マヒンドラ、NIO、ルノー、フランスのメーカーベンチュリが既にチャンピオンシップで競い合っていることから、シーズン5,6はBMW、ポルシェ、メルセデス、日産が加わることで、世界初の電気自動車チャンピオンシップは成長を加速します。非常に多くのメーカーが関わっているため、フォーミュラEは、引き続き電気自動車技術の開発を推進します」ともトッド氏は述ます。
技術仕様
長さ – 5160 mm
幅 – 1770 mm
高さ – 1050 mm
フロントトラック – 1553 mm
リアトラック – 1505 mm
乗車高 – 75 mm(最大)
ホイールベース – 3100 mm
最小重量(ドライバを含む)
900 kg(バッテリー – 385 kg)
最大出力 – 250 kW、335 bhp相当
レースモード(最大出力可能) – 200 kW、270 bhp相当
最大出力回生量 – 250 kW
RESS(バッテリー)によってMGU(モーター)に供給できるエネルギー量は54kWhに制限されています。 これはFIAによって恒久的に監視されます。
最高速度 – 280 km / h(174 mph)
加速 – 2.8秒で0-100 km / h(0-62 mph)
タイヤ – 湿った状態と乾いた状態の両方で使用する18インチMICHELINパイロットスポーツタイヤの特注品。
ブレーキ – Bremboパッケージ。 前部に直径278mm、後部に263mmのカスタムメイドのカーボンディスクとパッド、キャリパーとタンデムマスターシリンダー(後部のブレーキバイワイヤー)。