フォーミュラE ウェーレインの目指すシーズン10
タグ・ホイヤー ポルシェのパスカル・ウェーレインは、シーズン9を振り返ると共に、シーズン10に向けた展望を語った。
ウェーレインは、シーズン9でジェットコースターのようなシーズンを経験をした。
開幕戦のメキシコGPで2位に入り、続くディルイーヤの両レースで優勝するという見事なシーズンスタートを切り、早くもタイトル獲得が容易かと思われた。
しかし、その後はジャカルタでの優勝を除けば、ウェーレインが表彰台に上がることはなかった。
最終的にウェーレインは世界選手権4位でシーズンを終え、ポルシェはチームランキング4位となった。
開幕時の勢いが急激に低下してしまい、後半戦は上位争いに加わることが少なかったものの、ウェーレインにとってはこれまでで最高のシーズンであり、彼とチームが発揮できるポテンシャルを世界に示したといえる。
シーズン10を前に、インタビューに応じたウェーレインは次の様に語った。
「シーズン9はポジティブなシーズンだったと思います。スタートが良かっただけに、ドライバーズ選手権とチーム選手権でもっと上位を期待していたのは事実です。それでも強いシーズンだったと思います。シーズン10に向けていくつか改善しなければならないこともあります。開幕戦のメキシコは僕らにとって良いサーキットになると思いますし、これまでも良い結果を残しているサーキットです」
「僕たちがレースセッションでかなり強いのは明らかで、あとは予選パフォーマンスを修正するだけでしょう。昨シーズンの平均スタートポジションは9位いくらだったので、上位陣と同様の6位くらいのポジションを獲得していれば、レースもかなり楽になるでしょう。シーズン9の後半は予選で特に苦戦していました。15番手や17番手からしかスタートできなかったので、このような予選を無くす必要があります。シーズン10ではもちろん、トップ6-7あたりが目標です。オフシーズンでは、予選でいいタイムを出すために何が必要なのかをチームと共に理解するために懸命に努力してきました。シーズン開幕でどうなるか楽しみです」