フォーミュラE ABTクプラにミュラーとディ・グラッシが加入

フォーミュラE ABTクプラにミュラーとディ・グラッシが加入

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ABTクプラは厳しいシーズンを終え、24シーズンに向けて新たなドライバーを加えた新体制で挑むことを発表した。

発表されたドライバーラインナップには、ニコ・ミュラーとルーカス・ディ・グラッシが並んだ。
新たにチームに加わるディ・グラッシは、シーズン3でフォーミュラEドライバーズタイトルを獲得しており、タイトル獲得当時のアウディチームの後継であるABTクプラに戻ることになる。
ディ・グラッシはFIAフォーミュラE世界選手権の歴史において最も成功を収めたドライバーの一人であり、シリーズでは常に存在感を示してきた。
そしてABTは、2016/17シーズンにディ・グラッシをドライバーズランキングトップに導いたチームである。
シーズン9はマヒンドラ・レーシングでシーズンを戦ったものの、GEN3初年度は今までのような成績を残すことができずに終えた。
ABTはドイツのチームとして初めてフォーミュラE選手権に参加し、その後撤退したものの、1年間の中断を経て2023年にプライベートチームとして復帰した。
2024年はクプラと協力して更に競争力を復活させてくるだろう。
ABTグループのハンス・ユルゲン・アプトCEOは次のようにコメントした。

「ルーカスをABTに呼び戻せたことをうれしく思っています。彼は私たちのチーム全体の良き友人であり、過去10年間のフォーミュラEの偉大なドライバーの1人です」

ABTのCEO兼チーム代表であるトーマス・ビアマイヤーは次のようにコメントした。

「私たちは、小規模なカスタマーチームとして国際的な競争相手と戦うことの難しさを知っています。だからこそ、経験や技術的なノウハウ、そして共同プロジェクトに対する情熱が、私たちにとってより重要なのです」

39歳のディ・グラッシのフォーミュラEでの経歴は強力だ。
ドライバーの中で最も多くの表彰台を獲得しており(40回)、最多優勝(13回)、最多ファステストラップ(12回)を記録している。
チームへ復帰するディ・グラッシは次のようにコメントした。

「ABTに戻ってくることができて本当にうれしいです。このチームで2つのタイトルを獲っただけでなく、情熱を持って働いているみんなとの思い出も尽きない。2年ぶりに戻ってくることができて、これ以上嬉しいことはない。一緒に全力を尽くして、チーム全体にふさわしい結果を一歩ずつ取り戻していきたいです」

出典;https://www.fiaformulae.com/en/news/479188/abt-cupra-signs-lucas-di-grassi-alongside-nico-mueller

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