フォーミュラE 2023 第10-11戦 ジャカルタ E-PRIX 情報

フォーミュラE 2023 第10-11戦 ジャカルタ E-PRIX 情報

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フォーミュラE 2023シーズンの第10-11戦であるインドネシア/ジャカルタでのレースが間もなく開催される。
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灼熱のダブルヘッダー

フォーミュラE世界選手権は、第10-11戦としてインドネシアのジャカルタでE-Prixを開催する。
ダブルヘッダーでの開催となるため、ランキングが大きく動く可能性がある重要なイベントだ。
昨年からカレンダーに入った開催地であり、すでに経験しているドライバーが多い。

ジャカルタはインドネシアの首都であり、インドネシア最大の都市であることはもちろん、世界でも有数の人口が多い都市である。
ジャカルタの人口は約1000万人を誇り、メガシティとして近年急成長を遂げた。
気候は一年間を通してほとんど変わらず、平均気温は30度を超える。
また、海が近いことで湿度も高止まりしており、年間を通じて80%程度となっている。
6月から10月は、ジャカルタとしては降水量が少なく、フォーミュラEが開催される時期は雨の確立が高いとまでは言えない程度だ。

現在チャンピオンシップをリードしているキャシディは、2連勝で勢いに乗っている。
後続のライバルとは20ポイントの差を築いており、それなりのポイント差はある。
しかし、ダブルヘッダーでのポイントは多いため、油断は許されない。
ランキング2位のウェーレインは、ここ数戦で思うような結果が出ておらず、シーズン序盤に大量リードをしていたものの、キャシディに抜かされて2位へ後退した。
同じく、序盤に大量ポイントを獲得したデニスは、ここ数戦で復調し、ランキング3位へ浮上してきた。
また、ランキング4位のエバンスは、直近4戦の平均順位が2位と絶好調だ。


コース情報

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全長:2.37km
ターン:18

概要

コース全長は最近のコースとしては短めの2.37kmとなっており、1周で使用するバッテリーは少ない。
ただ、高温多湿の環境下でレースが行われるため、マシンとドライバーは上手く適応してエネルギーマネジメントをしなければならない。
海風の影響もあり、コース上へ影響がでてくる状況になるだろう。
フォーミュラEの他のイベントの様な市街地の中を走るようなコースではなく、どちらかと言うと常設サーキットのイメージが近い。
フォーミュラEのために作られた大きなカート場の様な格好となる。
もちろんランオフエリアはほとんどなく、ウォールに囲まれたコースではあるため、一瞬のミスが即リタイヤに繋がってしまう。
コース幅は所々で違い、狭いセクションもあれば比較的広いセクションもある。
実質的にオーバーテイクが可能なのは広いセクションに限られてくるだろう。

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ターン

スタートラインとフィニッシュラインは同一ストレート上に設置された。
まず初めにやってくるターン1は一番のオーバーテイクポイントとなるだろう。
ホームストレート後の直角コーナーであり、道幅も広めなため、オープニングラップの勝負も見どころだ。
続くターン2とターン3は同様の右直角コーナーであり、道幅も狭くなる。
ターン1でアウトサイドにいた場合は後ろに着くしかないだろう。
緩いターン4/5を抜けると短い直線へやってくる。
ここはストレートの距離も短く、ターン7のブレーキングも短いためオーバーテイクは厳しいだろう。
ターン8を抜けると連続コーナーがやってくる。
左右に細かくマシンを振り、ターン11からは加速体制に入りストレートでの速度を伸ばす。
ターン13はオーバーテイクが可能と思われるヘアピンだ。
道幅も少し広がり、ブレーキングでインサイドに飛び込むことが可能そうだ。
その後にターン14/15の緩いコーナーを抜けると最後の勝負所であるターン16にやってくる。
ここでインサイドに飛び込むことができると、ターン17でもインサイドを走れるためオーバーテイクが成功しやすい。
最終のターン18を攻略するとストレートに戻ってくる。


6月2日(金)

17:25 - 18:15 プラクティス1

6月3日(土)

10:05 - 10:55 プラクティス2
12:40 - 13:55 予選
17:00 - 18:30 決勝

6月4日(日)

10:05 - 10:55 プラクティス3
12:40 - 13:55 予選
17:00 - 18:30 決勝
一部セッションは公式youtubeで生配信される。
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