フォーミュラE 2023 第1戦 メキシコシティ E-PRIX 情報
メキシコ最大の都市
フォーミュラE開幕戦が行われるメキシコシティは、メキシコ最大の都市であり、都市圏人口は2000万人を超える程になり、これは世界的にも多い。
11月から4月にかけては乾季になっているため雨の可能性は低く、ドライレースが予測される。
メキシコシティは標高2200m超えの高原に位置しているため1年間を通して気温の変化が少なく過ごしやすい地域である。
1月の平均最高気温は21℃だが最低平均気温は5℃と低く、寒暖差が激しいことによってマシンのセットアップも難しくなる。
一方で観客の熱狂度合いは最高レベルであり、過去のイベントでは多くの観客動員を記録している。
コース情報
全長:2.63 km
ターン:19
概要
FIAフォーミュラEチャンピオンシップの開催は7回目となるメキシコシティ。
歴史あるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスサーキットを使ったフォーミュラE専用レイアウトは、2020年と同様のレイアウトで開催される。
ストレート区間が長く、ヘビーブレーキングポイントが多いため、オーバーテイクを狙うドライバーが散見されるだろう。
また、バッテリーの消耗が激しいことで知られており、エネルギーマネジメントが重要となってくる状況だ。
過去にはウェーレインとアウディのディ・グラッシによる激しい首位争いが行われ、バッテリー切れとなったウェーレインを最後のフィニッシュライン10m手前でディ・グラッシが逆転で優勝をするドラマチックな展開があった。
フォーミュラE開催コースとしては珍しい常設サーキットを利用したコースであり、特徴的なスタジアムセクションも健在だ。
スタジアムセクションは多くの観客が入り、メインストレートよりも多くの歓声が聞こえるだろう。
ターン
スタート/フィニッシュラインは同じストレート上にあるが、フィニッシュラインは最終コーナーに近い位置に置かれた。
ターン1はヘビーブレーキングのオーバーテイクポイントで、1周目は接触も多い。
ターン2はロングコーナーを加速しながら走り抜ける形で、ターン3は直角のタイトコーナーだ。
緩めのターン4を抜けたらターン5と6の直角コーナーを連続で曲がる。ここは事実上ヘアピンとなっており、ターン6の立ち上がりはその後のストレートスピードに影響を与える。
ターン7と8は緩いコーナーなため加速しながら抜けていく。
ターン9-10-11は新設シケインとなり、バッテリーの充電ポイントとして重要となる。
裏ストレートを通過していくとターン12でのブレーキングを迎える。
ターン13〜17は有名なスタジアムセクションとなっているため、低速コーナーが連続している。
ターン18を曲がるとロングコーナーのターン19に侵入していく。
ターン19を加速しながら立ち上がってきたマシンはスタート/フィニッシュラインが置かれるホームストレートに帰ってきてラップを完了する。
1月14日(土)
07:30 - 08:00 プラクティス1 22:30 - 23:00 プラクティス2 24:40 - 25:55 (日曜日 00:40 - 01:55)予選 日曜日 05:03 - 06:00 決勝
一部セッションは公式youtubeで生配信される。
https://www.youtube.com/user/FIAFormulaE/