フォーミュラE ブエミがエンビジョンへ加入
エンビジョンレーシングは、セバスチャン・ブエミと複数年契約を結び、シーズン9のGen3時代から新たなドライバーを迎え入れて参戦することになった。
フォーミュラEのシーズン2でチャンピオンを獲得しているブエミは、e.damsが運営する日産とルノーで参戦を続けてきた。
フォーミュラE初開催の2014/2015キャンペーンからのe.damsとの長い付き合いを経て、遂に別チームへの移籍となった。
英国を拠点とするエンビジョンレーシングはブエミと共にニック・キャシディを起用しており、ドライバーラインナップが決定した。
ブエミはフォーミュラEで輝かしい成績を残しており、98回の出場、13回の優勝、29回の表彰台、14回のポールポジションを獲得している。
初年度からの参戦ということもあり、グリッド上で最も経験豊かで成功したドライバーの一人だ。
また、ル・マンではトヨタと共に4度の優勝を記録している。
エンビジョンはブエミがフォーミュラE新時代に向けてチームをリードすることを期待しており、チャンピオンシップ制覇を目標に掲げている。
初のチーム移籍となるブエミはインタビューに答えた。
「2023シーズンのフォーミュラEに参加するのは面白い挑戦だと感じています。来シーズンからエンビジョン・レーシングで走るのが待ちきれません。私はいつもこのチームに大きな敬意を抱いているし、彼らは長年にわたって結果を最大化するために素晴らしい仕事をしたと思っています。新しいGen3時代は、このスポーツにとって非常に重要であり、新たな挑戦となるでしょう。私の目標は上位で戦うことなので、初戦のメキシコシティに向けてテストと準備を始めたいと思っています」
チームのマネージングディレクターであるシルバン・フィリッピは次のように語った。
「チームとして、我々は常に可能な限り競争力を高めることを目標としています。セバスチャンはグリッド上で最も速く、最も経験豊富で野心的なドライバーのひとりであり、新シーズンに向けて大きな自信となります。ニック・キャシディと並んで、来季は常に上位でチャンピオンシップを戦い、チームとドライバーの両タイトルに挑戦できると確信しています」