フォーミュラE 2022 第3戦 メキシコシティ E-PRIX 情報
メキシコ最大の都市
フォーミュラE第3戦が行われるメキシコシティは、1年間を通して気温の変化が少なく過ごしやすい地域である。
一方で観客の熱狂度合いは最高レベルであり、過去のイベントでは多くの観客動員を記録している。
パンデミックの影響で昨年は開催されなかったメキシコシティのレースだが、今年はレースが戻ってくると言うことで観客の動員数は多くなるだろう。
メキシコシティで開催されなかった昨年も、プエブラでフォーミュラEが開催されており、メキシコでのフォーミュラE人気が高いことが分かる。
2022年でのメキシコシティE-Prixは6回目の開催となる。
気温が高く、バッテリーの消耗が激しいことで知られており、エネルギーマネジメントが更に重要となってくる状況だ。
また、今年からレース中の出力も上昇したことで、過去のデータを過信しないように注意が必要となる。
コース情報
全長:2.606 km
ターン:16
概要
FIAフォーミュラEチャンピオンシップの開催は6回目となるメキシコシティ。
歴史あるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスサーキットを使ったフォーミュラE専用レイアウトは、2020年と同様のレイアウトで開催される。
ストレート区間が長く、ヘビーブレーキングポイントが多いため、オーバーテイクを狙うドライバーが散見されるだろう。
また、レース中の出力増加によって増えるエネルギー消費を補うため、ブレーキングポイントの手前でアクセルを離す必要があり、どのタイミングでバッテリーを消費するかが重要だ。
過去にはウェーレインとアウディのディ・グラッシによる激しい首位争いが行われ、バッテリー切れとなったウェーレインを最後のフィニッシュライン10m手前でディ・グラッシが逆転で優勝をするドラマチックな展開があった。
フォーミュラE開催コースとしては珍しい常設サーキットを利用したコースであり、特徴的なスタジアムセクションも健在だ。
スタジアムセクションは多くの観客が入り、メインストレートよりも多くの歓声が聞こえるだろう。
ターン
スタート/フィニッシュラインは同じストレート上にあるが、フィニッシュラインは最終コーナーに近い位置に置かれた。
ターン1はヘビーブレーキングのオーバーテイクポイントで、1周目は接触も多い。
ターン2はロングコーナーを加速しながら走り抜ける形で、ターン3は直角のタイトコーナーだ。
緩めのターン4を抜けたらターン5と6の直角コーナーを連続で曲がる。ここは事実上ヘアピンとなっており、ターン6の立ち上がりはその後のストレートスピードに影響を与える。
ターン7と8は緩いコーナーなため加速しながら抜けていく。
裏ストレートを通過していくとターン9でのブレーキングを迎える。ターン9もオーバーテイクポイントとなるだろう。
ターン10〜14は有名なスタジアムセクションとなっているため、低速コーナーが連続している。
ターン15を曲がるとロングコーナーのターン16に侵入していく。
ターン16を加速しながら立ち上がってきたマシンはスタート/フィニッシュラインが置かれるホームストレートに帰ってきてラップを完了する。
2月12日(土)
22:55 - 23:40 プラクティス1 24:45 - 25:30 プラクティス2 26:40 - 27:55 (日曜日 02:40 - 03:55)予選 日曜日 07:00 - 08:00 決勝
一部セッションは公式youtubeで生配信される。
https://www.youtube.com/user/FIAFormulaE/