フォーミュラE 第2戦 ベンチュリーのモルタラとディ・グラッシがコメント
FIAフォーミュラE世界選手権は、サウジアラビアのディルイーヤで開幕戦と第2戦が開催された。
開幕戦で勝利したメルセデスEQデ・フリースがポールポジションを獲得し、またも勝利するかと思われたが、ベンチュリーレーシングがレースを支配して1-3フィニッシュを達成した。
レース後、ダブル表彰台を獲得したベンチュリーのエドアルド・モルタラと、新たにチームに加入したルーカス・ディ・グラッシがインタビューに答えた。
第2戦で見事優勝を果たし、ドライバーズランキングでもトップに立ったモルタラは以下の様にコメントした。
「信じられないレース、そして信じられない週末でした。予選での敗北の後だから尚更です。 第2戦でチームに優勝をもたらすことができてとてもうれしいですし、ダブル表彰台もすごいことです」
「今日はとても戦略的なレースで、神経を維持するのが難しかったです。僕も周りのライバルたちもエネルギーがあまりなかったので、常に戦略的なレースをしていました。ライバルたちはアタックして私にエネルギーを消費させようと動いていました。私はできるだけ冷静に努め、結果的にそれが功を奏しました」
「レース中は全員と戦っている感覚でした。バックストレートではルーカスとロビンが僕より速かったので、その差を何とか大きくしようと努力しました。セーフティカーも出てきて波乱万丈のレースでしたが、最終的に勝つことができて良かったです」
「ダブルヘッダーを終えてチャンピオンシップをリードしているのは素晴らしいことですが、全16戦のうちまだ第2戦なので、全く分かりません。でもルーカスと私はチームのために多くポイントを獲得することができたので満足しています。メキシコシティでも好調が続くことを願っています」
第2戦で3位表彰台を獲得したディ・グラッシもコメントした。
「第2戦は4位でスタートして、しばらくはそのまま4位をキープしていました。その後、アタックモードを使ってニックをパスしてトップまで行くことができました。その後は、アタックモードを使用中のエドが戻ってきたので彼を前に行かせて、エネルギーを節約しながら彼の後を追いました。ロビンはセーフティーカーが出る直前に私に仕掛けてきてオーバーテイクを成功させたので、今日は彼の方がラッキーでした。私の方が1%分多くエネルギーを持っていたので、レースが再開されていたら十分に仕掛けることはできたと思います。 ただ、エドも私の目の前で2度もウォールに接触していたので、私たちもちょっとラッキーでしたね」
「今回の1-3位はチーム全体のおかげです。だから私たちドライバーを信頼してくれたチームのみんなに感謝している。私は移籍してきたドライバーなので、違うチーム、違うソフトウェア等のすべてに慣れる必要がありますが、まだまだ機能の半分しか理解できていないでしょう」
「マシンは素晴らしく、私たちが勝つために走っていること、そして競争力があることを証明しています。チャンピオンシップはまだ始まったばかりですが、チームは競争力が高いと感じています。今シーズンは予選方式が変わった影響もあるので、今までよりも多くのポイントを稼がないとチャンピオンは難しいでしょう」