フォーミュラE 2022シーズンのカレンダーが確定
2022年 FIAフォーミュラE世界選手権のカレンダーと競技規則が、世界モータースポーツ評議会でFIAによって更新された。
新たなカレンダーには開催地の変更が行われたイベントや、ダブルヘッダーでの開催に変更となったイベントがある。
主には新型コロナによる影響となる。
また、レギュレーションも一部に更新があり、ドライバーとチームは新シーズンに向けて準備が必要となった。
バレンシアでのプレシーズンテストを終え、開幕を待つだけとなったフォーミュラEは、FIAと最終協議を行った。
その結果、シーズン8のカレンダーの更新とスポーツレギュレーションの更新を承認した。
カレンダーの更新については、元々第4戦として開催を検討したイベントが開催を断念し、続く第5戦での開催を予定していた中国E-Prixがカレンダーから外された。
代わりに、第6戦での開催を予定していたイタリアのローマE-Prixがダブルヘッダーでの開催に変更となり、第4戦と第5戦として行われる。
開催ラウンドは早まったものの開催日に変更はないため、当初の予定通りの4月9日と、4月10日に開催される。
そのため、第3戦のメキシコから2カ月程のインターバルを挟むことになり、各チームはマシンの最適化を進める期間となる。
第6戦はモナコでの開催になり、こちらも開催日の変更はない。
続くベルリンも開催日の変更はないが、ローマ同様にダブルヘッダーでの開催に変更となった。
無くなった2ラウンド分をローマとベルリンがそれぞれ補う形でカレンダーが完成した。
その後のカレンダースケジュールには変更はない。
そして2022シーズンのフォーミュラEの新しい予選フォーマットであるグループステージも調整が行われた。
元々のセッション時間が10分から12分に延長された。
また、各ドライバーの最初のラップタイムはセッション開始後6分以内に記録しなければならないと明記された。
ポールポジションのドライバーにはチャンピオンシップポイント3点が与えられる。
フォーミュラEの共同創設者アルベルト・ロンゴは以下の様にコメントした。
「2022年のカレンダーはこれまでで最も大規模なものであり、すべての開催都市と協力して16のドラマチックなレースをお届けすることを楽しみにしています。今シーズンのドライバーラインナップは間違いなくこれまでで最も強力で、スポーツレギュレーションの改訂はスポーツプラットフォームの刷新と強化をもたらすでしょう」