2021~2022年度チームデータ
目次
- 1 アバランチ・アンドレッティ (Avalanche Andretti)
- 2 ドラゴン・ペンスキー (DRAGON PENSKE)
- 3 DSテチータ (DS TECHEETAH)
- 4 エンビジョン・レーシング (envison Racing)
- 5 マヒンドラ・レーシング (Mahindra Racing)
- 6 メルセデス・ベンツEQ (Mercedes-Benz EQ)
- 7 NIO 333・レーシング (NIO 333・Racing)
- 8 日産・e.dams (NISSAN e.dams)
- 9 ジャガー・TCS・レーシング (Jaguar TCS Racing)
- 10 ロキット・ヴェンチュリー・レーシング (ROKiT Venturi racing)
- 11 タグ・ホイヤー・ポルシェ フォーミュラEチーム (TAG HEUER PORSCHE FE TEAM)
アバランチ・アンドレッティ
(Avalanche Andretti)
車体: | Andretti FE.22[仮] |
スペック: | モーター[1基] |
本拠地: | アメリカ |
代表: | マイケル アンドレッティ |
経歴: | アバランチ・アンドレッティは、2021シーズンまでBMW i アンドレッティとして参戦していたチームだ。 2018/2019シーズンにBMWワークスチームとして参戦し、複数の優勝と表彰台を獲得している実績あるチームである。 BMWがフォーミュラEから撤退したことでチーム名が変わり、今シーズンから新たにスタートする。 元々のチームオーナーであるアンドレッティは引き続きオーナーを務める。 アンドレッティ・オートスポーツは、アメリカを拠点としたインディカーシリーズやアメリカン・ルマンシリーズへの参戦をしている。 2020/2021シーズンは3勝を記録してチームランキング6位。 ドライバーズランキングはマックス・ギュンターが16位と苦戦したものの、1勝を記録。 ジェイク・デニスはルーキーシーズンながら最終戦までチャンピオン争いをし、最終的にはランキング3位で終えて、シーズン2勝を記録した。 2020/2021シーズンはジェイク・デニスをエースにし、ルーキーのオリバー・アスキューを迎える。 フルタイムのアメリカ人フォーミュラEドライバーは初となる。 |
ドライバー: | ジェイク・デニス No.27 オリバー・アスキュー No.28 |
公式ウェブ: | フォーミュラEサイト |
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ドラゴン・ペンスキー
(DRAGON PENSKE)
車体: | Penske EV-6[仮] |
スペック: | モーター[1基] |
本拠地: | アメリカ |
代表: | ジェイ・ペンスキー |
経歴: | ドラゴンは、2006年にシーゲート・テクノロジーの会長兼CEOであるジェイ・ペンスキーとスティーブ・ルッゾによって設立され、インディカーシリーズで2007年から2014年にかけて参戦した。 カリフォルニア州ロサンゼルスに本社を置き、英国のシルバーストーンでも事業を行っている。 2018/2019シーズンと2019/2020シーズンはイタリアのファッションハウスであるGEOXがタイトルスポンサーとなっていた。 ドラゴンレーシングは参戦初年度は好調なパフォーマンスを示したが、徐々に競争力を失っていった。 2020/2021シーズンは改善を目指して参戦し、バレンシアではニコ・ミュラーが2位表彰台を獲得して見せた。 しかし、その後は表彰台争いをすることはできず、チームはランキング11位でシーズンを終了した。 それでも、前年の2ポイントから大きく獲得ポイントを増やし、47ポイントを獲得した。 2021/2022シーズンのドライバーは前年度から引き続き参戦するセルジオ・セッテ・カマラと、2021年F1選手権のドライバーであるアントニオ・ジョヴィナッツィが務める。 比較的若い元F1ドライバーの参戦は注目される。 |
ドライバー: | セルジオ・セッテ・カマラ No.7 アントニオ・ジョヴィナッツィ No.99 |
公式ウェブ: | www.dragonracing.com / フォーミュラEサイト |
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DSテチータ
(DS TECHEETAH)
車体: | DS E-Tense FE 22[仮] |
スペック: | モーター[1基] |
本拠地: | 中国 |
代表: | エドマンド・チュウ |
経歴: | テチータは、チームアグリのエントリーを引き継いでシーズン3からFIAフォーミュラE選手権に入った。 初年度から競争力を発揮したテチータは今ではコンスタントに上位を獲得するチームとなっている。 2017/2018シーズンはジャン=エリック・ベルニュがドライバーズタイトルを獲得。 2018/2019シーズンもジャン=エリック・ベルニュが連覇を成し遂げ初の複数回チャンピオンとなった。 この年はチームランキングでも1位を獲得し完璧なシーズンを送った。 そして2019/2020シーズンは新たに加入したアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが圧倒的なパフォーマンスでチャンピオンを獲得した。 チームとしては3年連続のドライバーズタイトルと、チームタイトル2連覇を獲得した。 2020/2021シーズンでは、両ドライバーが優勝と表彰台を獲得して速さを見せたが、チャンピオンには届かなかった。 それでもチームランキングは3位と好位置を維持し、ドライバーズランキングは8位と10位で終えた。 2021/2022シーズンもドライバーに変更はなく、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタとジャン=エリック・ベルニュが務める。 |
ドライバー: | アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ No.13 ジャン=エリック・ベルニュ No.25 |
公式ウェブ: | ww.techeetahfe.com / フォーミュラEサイト |
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エンビジョン・レーシング
(envison Racing)
車体: | Audi e-tron FE08[仮] |
スペック: | モーター[1基] |
本拠地: | イギリス |
代表: | アレックス・タイ |
経歴: | フォーミュラE初年度から参戦を続けるイギリスチーム。 アウディが提供するパワートレインを使用しているチームである。 デジタルエネルギー企業のEnvision Groupと提携し、エンビジョン・ヴァージン・レーシングとしてフォーミュラEに数年間参戦してきた。 そして2022シーズンからは新たにエンビジョン・レーシングとしてスタートすることとなった。 過去シーズンではチャンピオンシップタイトルを争いシリーズを盛り上げた実績があり、今シーズンも注目されている。 2018/2019シーズンはランキング3位、2019/2020シーズンはランキング4位で終了。 そして2020/2021シーズンは日本で活躍したニック・キャシディが加入し、ランキング5位となった。 ランキング3位のテチータと1ポイント差、ランキング4位のアウディと同ポイントであったため、上位争いをするチームであることに変わりはない。 2022シーズンではドライバー変更がなく、ニック・キャシディとロビン・フラインズが務める。 |
ドライバー: | ロビン・フラインス No.4 ニック・キャシディ No.37 |
公式ウェブ: | envisionvirginracing.com / フォーミュラEサイト |
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マヒンドラ・レーシング
(Mahindra Racing)
車体: | Mahindra M8Electro[仮] |
スペック: | モーター[1基] |
本拠地: | インド |
代表: | ディルバーグ・ギル |
経歴: | マヒンドラ・レーシングは、フォーミュラE初年度から参戦を続けるインドチームである。 フォーミュラEの中でも古参な存在であり、シーズン3で初勝利を収め、多くの表彰台も獲得してきている。 地球環境改善のための取り組みとして、植林等の大規模な活動を積極的に行っているチームだ。 初優勝を記録した2016/2017シーズンではランキング4位となり、上位チームと争うことが多くなったが、2019/2020シーズンはランキング9位と厳しい戦いを強いられた。 2020/2021シーズンはドライバーラインナップを変え、アレクサンダー・シムズとアレックス・リンのイギリス人コンビがドライバーを務めた。 リンの優勝や表彰台で速さを見せる場面はあったものの、上位入賞は少なくランキングは9位と伸び悩んだ。 上位復帰を目指す2022シーズンは、新たにオリバー・ローランドを迎え入れて戦うことになった。 アレクサンダー・シムズはチームメイトとして引き続きドライバーを務める。 |
ドライバー: |
アレクサンダー・シムズ No.29
オリバー・ローランド No.30 |
公式ウェブ: | mahindraracing.com / フォーミュラEサイト |
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メルセデス・ベンツEQ
(Mercedes-Benz EQ)
車体: | Mercedes-EQ Silver Arrow 03[仮] |
スペック: | モーター[1基] |
本拠地: | ドイツ |
代表: | イアン・ジェームス |
経歴: | HWAレースラボを引き継ぎ、メルセデスワークスチームとして発足した「Mercedes-Benz EQ」フォーミュラEチーム。 モータースポーツで100年以上の歴史を誇るメルセデス・ベンツは、フォーミュラEでもチャンピオンを獲得した。 F1で圧倒的な強さを発揮した近年のメルセデスが、電気自動車レースでもチャンピオンを獲得したことは非常に影響が大きい。 メルセデスワークスとしての初年度となった2019/2020シーズンは開幕戦から速さを見せファンを驚かせた。 最終的なチームランキングは3位を獲得し、参戦初年度とは思えない競争力を見せていた。 2020/2021シーズンはニック・デ・フリースがチャンピオンを獲得し、2年目で完全にフォーミュラEを理解して見せた。 チームメイトのバンドーンも好成績を残し、チームランキングでもチャンピオンを獲得した。 2022シーズンでワークス参戦を終えるメルセデスは、ディフェンディングチャンピオンとしてシーズンに挑む。 ドライバーラインナップは維持され、ストフェル・バンドーンとニック・デ・フリースの2人で戦う。 |
ドライバー: | ストフェル・バンドーン No.5 ニック・デ・フリース No.17 |
公式ウェブ: | www.mercedes-benz.com / フォーミュラEサイト |
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NIO 333・レーシング
(NIO 333・Racing)
車体: | NIO 333 002[仮] |
スペック: | モーター[1基] |
本拠地: | イギリス |
代表: | ジェリー・ヒュース |
経歴: | NIOフォーミュラEチームはチーム・チャイナ・レーシングとしてスタートし、ネルソン・ピケ・ジュニアを初代ドライバーのチャンピオンシップに導いたチームの後継になる。 中国の電気自動車メーカーであるNIOは2017年にニュルブルクリンクでEP9(スーパーカー)を走らせる等、積極的にモータースポーツ界に参入してきている。 チャイナレーシング時代にドライバーチャンピオンシップで勝利し、チームランキングも上位に入ったことがあるチームではあるが、シーズン2以降は苦戦を強いられており、過去数シーズンに渡って最下位に低迷している。 2019/2020シーズンはノーポイントでシーズンを終了し、最も苦しんでいるチームであった。 2020/2021シーズンも大きな改善はなかったが、両ドライバーがポイントを獲得して19ポイントを記録することができた。 ランキングは最下位のままだったが、少しづつ戦闘力を上げてきている。 ドライバーは新たに加入するダン・ティクトゥムと、お馴染みのオリバー・ターベイが務める。 |
ドライバー: | オリバー・ターベイ No.3 ダン・ティクトゥム No.33 |
公式ウェブ: | www.nio.io / フォーミュラEサイト |
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日産・e.dams
(NISSAN e.dams)
車体: | Nissan IM04[仮] |
スペック: | モーター[1基] |
本拠地: | 日本 |
代表: | ジャンポール・ドリオ |
経歴: | 日産 e.damsは、フォーミュラEの3つタイトルと、シーズン2のドライバー・タイトルを獲得したルノーチームを引き継いで、2018/2019シーズンにフォーミュラE参戦を始めた。 日本企業としては初の参戦となる。 世界中で電気自動車を販売している日産は、EVで多くの成功を積み上げてきた。 既存のEV技術を活かしてフォーミュラE用の全く新しいパワートレインを開発している。 ルノー時代からのパートナーであるDAMSは、F3000、GP2、およびA1GPで複数のタイトルを持つ最も成功したチームの1つだ。 チームとしては、ルノー時代から数えて15勝を超え、30回以上の表彰台を獲得している。 日産での参戦1年目から高い競争力を発揮し、2018/2019シーズンはチームランキングでは4位、ドライバーズランキングではセバスチャン・ブエミが2位を獲得した。 2019/2020シーズンはチームランキングで2位、ドライバーズランキングでもセバスチャン・ブエミが4位、オリバー・ローランドが5位と両ドライバー共に高い競争力を発揮していたものの、2020/2021シーズンは一転して不調に見舞われてしまい、ローランドが表彰台を獲得するのが精一杯の状況となった。 チームランキングは10位となり、9位ともポイント差が開いた状態だった。 巻き返しを狙う2022シーズンは、セバスチャン・ブエミは引き続きドライバーを務め、新たにマクシミリアン・ギュンターをドライバーに加えて挑む。 既に速さを証明済みのギュンターがどのような成績を残すが注目される。 |
ドライバー: | セバスチャン・ブエミ No.23 マクシミリアン・ギュンター No.22 |
公式ウェブ: | www.nismo.co.jp / フォーミュラEサイト |
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ジャガー・TCS・レーシング
(Jaguar TCS Racing)
車体: | Jaguar I-Type 6 |
スペック: | モーター[1基] |
本拠地: | イギリス |
代表: | ジェームズ・バークレー |
経歴: | ジャガーレーシングチームは、2016/2017シーズンのフォーミュラEで初めて参戦した。 ジャガーはモータースポーツでも豊富な歴史を持っているが、フォーミュラEに参加して電気自動車市場への影響力を上げようとしている。 技術的支援をウィリアムズから受けている。 参戦初年度は結果が出ずに下位に沈んだものの、翌2017/2018シーズンには、フォーミュラEチャンピオン経験者のネルソン・ピケ・ジュニアと契約して、ミッチ・エバンスとパートナーシップを結んだ。 ランキングは6位と向上し、徐々に戦闘力を上げてきた。 2018/2019シーズンはチームランキングこそ7位となったが、チームにとって初の優勝を記録し、エバンスはドライバーズランキング5位を獲得した。 2020/2021シーズンはサム・バードの2勝と、エバンスの5度の表彰台によりチームランキングで2位を獲得する飛躍を見せた。 また、エバンスは最終戦をスタートする直前まではドライバーズチャンピオンに最も近いドライバーであった。 もちろん2022シーズンはチャンピオン争いに加わることが予想されており、ミッチ・エバンスとサム・バードのラインナップは継続される。 |
ドライバー: | ミッチ・エバンス No.9 サム・バード No.10 |
公式ウェブ: | media.jaguarracing.com / フォーミュラEサイト |
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ロキット・ヴェンチュリー・レーシング
(ROKiT Venturi racing)
車体: | Mercedes-EQ Silver Arrow 03[仮] |
スペック: | モーター[1基] |
本拠地: | モナコ |
代表: | フランク・バルデ |
経歴: | ヴェンチュリーは、フォーミュラE初年度から参戦してるチームであり、スポーツタイプの電気自動車メーカーである。 モナコに拠点を置くこのチームは、ギルド・パランカ牧師によって設立された。 2016年にヴェンチュリーのVBB-3 ‘bullet car’は、世界最速の電気自動車になるために米国ユタ州の塩砂場で時速548キロもの速度を出し、当時の世界記録を更新した。 2018/2019シーズンは表彰台と、念願の初優勝を達成し進化を示した。 2019/2020シーズンではルセデスワークスチームから技術サポートを受け始めたが、ランキング10位と競争力を欠いたシーズンとなってしまい、チームのほぼ全てのポイントを獲得したエドアルド・モルタラはドライバーズランキング14位だった。 2020/2021シーズンはエースのエドアルド・モルタラが残留し、チームメイトにはノーマン・ナトが新たに加入した。 そして開幕戦から素晴らしいパフォーマンスを発揮したヴェンチュリーは、両ドライバーが優勝を記録し、モルタラはドライバーズランキング2位という好成績を残した。 一気にチャンピオン候補に浮上したモルタラは2022シーズンもチームに残留する。 チームメイトには、元チャンピオンのルーカス・ディ・グラッシを加えてチャンピオン獲得の準備を進めている。 |
ドライバー: | エドアルド・モルタラ No.48 ルーカス・ディ・グラッシ No.11 |
公式ウェブ: | www.venturi.com / フォーミュラEサイト |
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タグ・ホイヤー・ポルシェ フォーミュラEチーム
(TAG HEUER PORSCHE FE TEAM)
車体: | Porsche 99X Electric[仮] |
スペック: | モーター[1基] |
本拠地: | ドイツ |
代表: | フリッツ・エンツィンガー |
経歴: | 1950年代から続くポルシェのモータースポーツに新たな1ページが追加された。 WECにおけるLMP1クラス優勝や、数々のGTレースで表彰台の頂点に立っているポルシェ。 市販車においても最近はHVやEV車を発売し始めており、フォーミュラEでの技術が活用されることになるだろう。 2019/2020シーズンに完全な新チームとしてフォーミュラEに参戦し、世界の強豪に挑んだ。 同じドイツの有名メーカーが参戦するこの舞台で、初年度から優勝争いを展開し、第4戦ではポールポジションを獲得して速さを見せた。 初年度のチームランキングは8位となり、翌年に期待された。 2年目となる2020/2021シーズンでは両ドライバーが表彰台こそ獲得したものの、目立った活躍は少なくチームランキングは8位となった。 2022シーズンはドライバーラインナップを継続し、アンドレ・ロッテラーとパスカル・ウェーレインが務める。 |
ドライバー: | アンドレ・ロッテラー No.36 パスカル・ウェーレイン No.94 |
公式ウェブ: | www.porsche-formulae / フォーミュラEサイト |
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