フォーミュラE 日産が2022シーズンカラーリングを公開
2022年のFIAフォーミュラE世界選手権に向けて、日産e.damsは新たなカラーリングを発表した。
これまで通りの赤と黒のベースカラーリングはそのままに、日本の着物をテーマにしたカラーデザインを追加して、より鮮やかな赤を基調とした大胆なカラーリングとなった。
また、日産のグローバルデザイン担当であるアルフォンソ・アルバイザが、マシンのノーズコーンに装飾を施すなどの彼らしい工夫が施されている。
日産のグローバル・モータースポーツ・ディレクターのトマゾ・ボルペは以下の様にコメントした。
「フォーミュラEの2022シーズンでは、これまで以上に大胆なレースを展開したいと考えています。日産はレースで勝つだけでなく、ファンを楽しませ、電気自動車がどれほどスリリングなものであるかを示すために戦います。このエキサイティングな選手権に参戦するにあたり、我々の車は力強い新しいカラーリングで注目を浴びることでしょう」
「また、2022シーズンは新たな取り組みとして、レーシングドライバーの脳を鍛えてより速く走ることを目指す「日産ブレイン・トゥ・パフォーマンスプログラム」など、これまでにない斬新な活動で、レースプロジェクトを活性化していきます。シーズンが始まるのが待ち遠しいです」
日産は2022シーズンでドライバー変更があり、フォーミュラEのベテラン、セバスチャン・ブエミ（シリーズ最多勝記録保持者）はそのままに、マキシミリアン・ギュンターを迎える。
BMWで昨シーズンを戦ったギュンターだったが、BMWがフォーミュラEから撤退したためシートがなくなり、そこに目を付けた日産が獲得した。
まだ24歳と若手だが、既に3勝を記録しており実力は証明済みだ。
引き続きドライバーを務めるセバスチャン・ブエミは以下の様にコメントした。
「日産e.damsとの4年目のシーズンに向けて、再びチームに戻ることができてうれしいです。マクシミリアンは速さがあり、レースに新鮮なアプローチをもたらしてくれるので、日産e.damsの強固な基盤と豊富な経験をもとに、強力なコンビネーションを作り上げることができると期待しています。最初から最後のレースまで、競争力のあるレースを目指しています。チームは高いモチベーションを持っています」
新たに日産に加わったマクシミリアン・ギュンターもコメントした。
「日産のような歴史と実績のあるレーシングブランドと一緒にレースに出ることができて、とても興奮しています。フォーミュラEは非常に競争が激しく、スリリングなレースシリーズです。セブがチームメイトで、チームも僕を支えてくれているので、一緒に素晴らしいレースができると思っています。チームに加わって最初の数週間で、コース上でもコース外でも大きな計画があることがわかりました。新しいマシンはとても魅力的で、フルレースペースで走るのが待ち遠しいです」
日産自動車は世界最高峰のEVレースであるフォーミュラEに参戦し、4シーズン目を迎える。
日産はフォーミュラEでの勝利を目指すだけでなく、ゼロエミッションのモータースポーツを世界中の人々に提供している。
日産は、2050年までに事業活動と製品のライフサイクル全体でカーボンニュートラルを達成するという目標の一環として、2030年代初頭までに主要市場で販売する日産の新型車をすべて電動化する予定だ。
