ルーカス・ディ・グラッシ ベンチュリーへ加入
ベンチュリー・レーシングは、FIAフォーミュラE世界選手権のシーズン8のドライバーラインアップを決定した。
2021/2022年のフォーミュラEキャンペーンに向けて、2021年シーズンで最終戦までチャンピオンを争ったエドアルド・モルタラに加え、元チャンピオンのルーカス・ディ・グラッシが加わることを発表した。
モルタラはチームに残留することで、ベンチュリーでの4回目のシーズンを迎えることになる。
シーズン7ではドライバーズランキング2位を獲得し、最終戦ベルリンのテンペルホーフ空港サーキットで行われたファイナルレースでは、劇的な形でチャンピオンを逃したが、シーズンを通して速さを見せた。
プエブラでの優勝や、ディルイーヤとベルリンでの表彰台を獲得する活躍を見せ、最終的にチャンピオンとなったデ・ブリーズに対して7ポイント差という結果だった。
モルタラは引き続き来シーズンもベンチュリーと共に走ることに対してコメントした。
「このチームとレースを続けられることをとてもうれしく思います。そしてルーカスをファミリーに迎え入れることができて光栄です。2021年は、フォーミュラEにおける私の最高のシーズンとなりましたが、これはチームの努力の賜物でもあります」
「我々は良い方向に進んでおり、今後もそれを維持していきたいと考えています。過去にルーカスと競ったことがありますが、彼は常に競争力があり、フォーミュラEで成功するための最も重要なポイントのひとつであるエネルギーマネジメントに関して非常に優れています。シーズン7でのチームの進歩は素晴らしいものでしたが、まだやるべきことはたくさんあります」
フォーミュラEで最も経験豊富なドライバーとして知られるディ・グラッシもコメントした。
「彼らは私がどれくらいの競争力を持っているかを知っています。常に上位で戦い、チャンピオンシップに本格的に挑戦できるとわかっているチームで走ることは、私にとって必要不可欠なことです。ベンチュリー・レーシングはまさに最良の選択であり、このチームの一員になれたことをとても嬉しく思います」
「私はシーズン1からベンチュリーを見ていて、彼らがモナコで強いことも知っています。昨シーズン、彼らは非常に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。ここ数年でチームが大きく成長したことがわかります。勢いがあり、あらゆる分野で様々な改善が見られました」
「シーズン中に何度も共にレースを戦いましたが、非常に高い競争力があることを実感しました。このチームで走ることだけではなく、エド(モルタラ)と一緒にドライブできることをとても嬉しく思っています」
シーズン7のベンチュリーはモルタラとナトの活躍により、チームランキング上位でシーズンを戦い、最終戦のベルリンではナトが優勝してシーズンを終えたことで、チームにとって最も好調なシーズンと呼べるものになった。
そしてチーム代表のスージー・ウォルフは、来シーズンはディグラッシの加入により、ドライバーズタイトルとチームタイトルの両方を狙っていると語る。
「昨シーズン、私たちは強力なパッケージを持っていることを証明しました。シーズンを通して表彰台や優勝など多くのハイライトがありました。エド(モルタラ)はフォーミュラE世界選手権のチャンピオン候補者であることも皆に示してくれました。シーズン8に向けて、エド(モルタラ)に加えて、フォーミュラE選手権でのチャンピオン経験があり、豊富な経験を持つルーカス(ディ・グラッシ)が加わります。彼らはお互いに刺激し合い、チームとして前進してくれるでしょう」
「2台のマシンがすべてのレースでポイントを獲得することは、チームチャンピオンを獲得するためには不可欠です。また、新しいドライバーのラインアップは、シーズン8に向けて大きな期待を抱ける要素がたくさんあります」