フォーミュラE 2021/2022シーズンカレンダーが発表
フォーミュラEは、2021/2022年シーズンのFIAフォーミュラE世界選手権の暫定カレンダーを発表した。
今回発表されたカレンダーでは、4大陸の12都市で開催される16レースがラインナップされている。
このカレンダーは、モナコで開催されたFIAワールドモータースポーツ評議会で承認されたもので、これまでのカレンダーと比較して最も忙しいシーズンとなる。
1月下旬に開催される予定の開幕戦は、昨シーズンに続きディルイーヤのナイトレースが行われる。
その後はメキシコシティでのE-Prixを行い、次は3つの新しい開催都市の内の1つである南アフリカのケープタウンを訪れる。
シングルシーターのFIA世界選手権レースを南アフリカで開催するのは、1993年のF1南アフリカグランプリ以来となるため、多くの注目が集まる。
初開催となる南アフリカでのレースを終えたフォーミュラEは、3月に中国へと向かう。
中国は久々にフォーミュラEのカレンダーに復帰することとなり、その後はローマとモナコで開催される。
モナコでのレースは、今年5月に開催されて大成功を収めたモナコE-Prixと同様のレイアウトを利用して、隔年開催から毎年開催に変更された。
次は毎シーズン開催されている唯一の都市であるベルリンとなる。
ベルリンは5月のカレンダーでおなじみの開催地となり、各チームも十分にデータを活用してレースを行えるだろう。
その後は未発表のE-Prixを挟み、7月にはカナダのバンクーバーに移る。
バンクーバーは初開催となるため、こちらもどの様なレースになるか未知数だ。
北アメリカ大陸でそのままニューヨークE-Prixが開催される。
2022年シーズンもダブルヘッダーでの開催となる。
大西洋を渡ってロンドンE-Prixのダブルヘッダーを戦い、そしてクライマックスとなるソウルのオリンピックスタジアムを利用したダブルヘッダーを行う。
シーズンフィナーレはダブルヘッダーが続くため、チーム関係者は多忙となる。
また、ポイントランキングの変動も激しくなり、最後までチャンピオンシップ争いの行方が分からない予測不能性を持っている。
世界的なパンデミックの影響で2年連続でスケジュールの変更を行ったフォーミュラEだが、2022年シーズンはカレンダー通りの開催ができると考えている。
2023年にはフォーミュラEのGen3マシンの登場に合わせ、パリでのレースを再開する予定であることも発表された。
パリE-Prixは2回の開催を予定しており、選手権のカレンダーに新たなスタイルを提供する。
レースが開催される際には、パリに電気自動車の祭典であり、クリーンモビリティを推進する革新的なアイデアの実験場である「アリアンツEビレッジ」が設置される。
Race | Date |
---|---|
サウジアラビア/ディルイーヤ | 2022年1月28-29日 |
メキシコ/メキシコシティ | 2022年2月12日 |
サウスアフリカ/ケープタウン | 2022年2月26日 |
中国/TBC | 2021年3月19日 |
イタリア/ローマ | 2022年4月9日 |
モナコ公国/モナコ | 2022年4月30日 |
ドイツ/ベルリン | 2022年5月14日 |
TBC, TBC | 2022年6月4日 |
カナダ/バンクーバー | 2022年7月2日 |
アメリカ/ニューヨーク | 2022年7月16日-17日 |
イギリス/ロンドン | 2022年7月30日-31日 |
韓国/ソウル | 2022年8月13日-14日 |