フォーミュラE 2021 ROUND9 プエブラ E-PRIX 決勝ハイライト

フォーミュラE 2021 ROUND9 プエブラ E-PRIX 決勝ハイライト

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フォーミュラE 2021シーズン第9戦がメキシコのプエブラにあるオートドローモ・ミゲル・E・アベドサーキットで行われた。
フォーミュラEにとって全く新しいコースでの開催となるため、各チームの適応能力が問われた。
レースは土曜日と日曜日にそれぞれレースを行うダブルヘッダーとなる。
日曜日のレース2では土曜日のレース情報を元に更なる最適化が図られた。

初開催のコース

メキシコでのフォーミュラEは過去にもエルマノス・ロドリゲス・サーキットで複数回開催されており、フォーミュラEシーズンカレンダーでも馴染の存在になっている。
しかし、今年は開催コースが変わったことで、過去のデータを使用することができなくなった。
フォーミュラEマシンが走るのが初めてなのはもちろん、参戦しているドライバーも走行経験がないため全く新しい挑戦となる。
開催地が変わってもメキシコらしい環境特性は変わっておらず、高地による影響や気候は継承されている。
電動であるフォーミュラEマシンは高地であってもパワーロスが起こらないが、ドライバーにとっては厳しい環境となる。
コース自体にも大幅な設置物の追加が行われ、常設サーキットらしくないウォールに囲まれた雰囲気に変わっている。

予選

予選は土曜日と同じようなドライバーが速さを継続して見せていた。
通常予選でトップタイムを記録したのはBMWのジェイク・デニスだった。
ただ一人22秒台に入り、土曜日の同様に予選で速さを見せた。
上位6人で行われるスーパーポールでは日産のオリバー・ローランドが最速タイムを記録してポールポジションを獲得した。
2番手には土曜日のレースでトップチェッカーを受けながら、チームのミスにより失格処分となってしまったポルシェのウェーレインが入った。
3番手は好調を維持しているベンチュリーのエドアルド・モルタラ。
4番手はテチータのジャン・エリック・ベルニュ。
5番手はBMWのジェイク・デニス。
6番手はマヒンドラのアレックス・シムズとなった。

順当なスタート

スタートでは各マシンが大きく順位を落とすことはなく、順当なスタートとなった。
上位陣はほぼ予選結果通りの順位のままオープニングラップをクリアしていった。
スーパーポールに進出した6名の中で唯一ポジションが変わったのはBMWのデニスとテチータのベルニュだ。
両者はターン1でポジションを入れ替える形となり、デニスが4位、ベルニュが5位となった。
中団では接触しながらのバトルも展開されていたが、大きなアクシデントはなく序盤のレースを経過していった。

アタックモード起動

上位勢で最初のアタックモードを起動したのはトップのローランドだ。
タイムロスの多い今回のアクティベーションゾーンはレースを大きく動かすことが土曜日の決勝で証明されている。
ローランドはデニスの後ろの4位でコースに復帰し前を追いかける。
次のラップのホームストレートでデニスに並び、ターン1のブレーキングで前に出ることに成功する。
トップに立っていたモルタラもこのラップでアタックモードを起動し、デニスの後ろに合流するがすぐにインサイドに入り3位へ戻ってくる。
デニスは次のホームストレートでベルニュにもオーバーテイクを許してしまい、5番手へと後退する。
トップを走行するウェーレインは残り34分で1回目のアタックモードを起動しに行く。
そしてなんとこのタイミングでローランドが2回目のアタックモードを起動する。
これで上位3台は全員がアタックモードを起動中となった。
残り28分頃でウェーレインを含む多くのマシンがアタックモードを起動してキャシディが3位まで浮上してくる。
中団では激しいバトルがあり、ウォールとの接触によりウォールについていた広告用の布がマシンに引っかかり、それを踏んだマシンに布の切れ端が引っかかる事態となった。
幸いにも大きなトラブルに発展することはなく、複数のマシンが布を巻いてレースを続行した。
残り19分頃、上位ではウェーレインがローランドを交わして2位へと浮上する。
ローランドはあまり抵抗することもなく自身の走りを続けた。

終盤の上位争い

残り9分を切ったところでウェーレインがトップのモルタラに近づき隙を伺う。
両者共にバッテリー残量は互角だ。
ここで後方を走っていたチャンピオンのダ・コスタがまさかの単独クラッシュを起こしてしまう。
上位陣は特に影響を受けることはなく、戦いは続いた。
レース残り数分のところでキャシディがローランドを交わして3位に浮上する。
ローランドはその後のホームストレートで逆転を狙ってブレーキング勝負をしかけようとするが、キャシディのブロックラインが交差しそうになりタイヤをロックさせてなんとか回避する。
その後はバトルができる間合いに入ることはできなかった。
優勝は逃げ切りを達成したベンチュリーのモルタラとなった。
2位に入ったのはウェーレインとなり、土曜日に取りこぼしたポイントを少しは回収したかに思われた。
しかし、なんとレース2においてもレギュレーション違反によるペナルティが課せられてしまう。
ファンブースト関連のレギュレーション違反と発表されており、このペナルティとして5秒加算のタイムペナルティが適応された。
これによりウェーレインの2位表彰台は消え、変わってキャシディが2位、ローランドが3位表彰台を獲得することとなった。
ウェーレインは4位が最終結果となった。

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