プエブラE-Prixに向けジャガーレーシングが意気込む

プエブラE-Prixに向けジャガーレーシングが意気込む

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フォーミュラE世界選手権がメキシコのプエブラにあるオートドローモ・ミゲル・E・アベドで開催される。
これに向け、ジャガーレーシングは順調に準備を進めている。
現在、ジャガーレーシングは首位のメルセデス-EQと2ポイント差のランキング2位となっており、ドライバーのミッチ・エバンスとサム・バードの両選手はドライバーズランキングのトップ5に入っている。
また、ランキングトップとのポイント差は非常に少ないため、今回のレースでチャンピオンシップリーダーに浮上できる可能性も十分にある。

前回のモナコE-Prixでは、ジャガーのミッチ・エバンスが最終ラップの途中まで優勝を目前にしながらバッテリー切れにより勝利を逃した。
現役チャンピオンのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタの巧みなエネルギーマネジメントに敗れる形となった。

それでも、レース中の果敢なオーバーテイクで優勝争いができるまで順位を上げたエバンスは、最終的に3位表彰台を獲得し、多くのポイントを獲得した。
これによりランキングトップのロビン・フラインスとの差はわずか8ポイントに留まった。

メキシコでのダブルヘッダーを前に、ジャガーレーシングのミッチ・エバンスが意気込みを語った。

「モナコE-Prixでは今シーズン3回目の表彰台を獲得しましたが、チームとしてはもっと多くのポイントを獲得できたはずなので少し残念です。プエブラでは、これまで以上に気合を入れてポイントを獲得し、選手権争いの更に上位に食い込みたいと思います。メキシコはこれまでもチームにとって成功を収めてきた場所であり、今回のダブルヘッダーでもメキシコ特有の暑さに挑む準備は万端です」

ジャガー・レーシングのチーム・ディレクターであるジェームズ・バークレイもコメントした。

「前回のE-Prixではポジティブなアクションと好成績を得ることができました。メキシコに向けては、コース上での好成績を継続するために予選と一貫したレースペースが鍵となります。気温が高く、全く初めてのサーキットを学ぶ必要があるため、ドライバーとマシンの両方がレースで最大限の力を発揮できるようにすることに集中しています」2021 Pre-Season Testing

エバンスのチームメイトであるサム・バードは第3戦ローマ以来、一度も表彰台に上っていないが、ドライバーズランキング5位につけている。
コンスタントにポイントを獲得しており、前戦のモナコでもポイントを獲得した。
そして今回は全ドライバーにとって新しいサーキットとなるため、短い休暇を上手く利用してコースを学び、更なるポイント獲得を目指している。

「メキシコでのこの2週間は、新しいコースであるプエブラで最大限の力を発揮できるよう、集中して取り組むことができました。各サーキットにはそれぞれ課題があり、第8戦と第9戦では間違いなく気温が課題のひとつとなるでしょう。ジャガーが暑さに強いことはわかっているので、チームとしてできるだけ多くのポイントを獲得するために、毎ラッププッシュする準備をしています」

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