フォーミュラEの創設者 モータースポーツヒーロー賞を受賞

フォーミュラEの創設者 モータースポーツヒーロー賞を受賞

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フォーミュラEの創始者兼会長であるアレハンドロ・アガグは、モータースポーツおよび自動車業界に多大な影響を与えた人物に贈られる「Autocar’s Motorsport Hero」に認定された。

アレハンドロ・アガグは2014年にフォーミュラE世界選手権を立ち上げて電動モータースポーツの世界に参入した。
フォーミュラEは電気自動車の開発・普及に大きく貢献している。
また、今年から新たにシリーズが始まったエクストリームEの創設者でもある。
両選手権とも、スポーツの力で電動モビリティを紹介し、よりクリーンな技術を普及させることを目的としている。
新時代の2つの新しいFIA世界選手権を率いるアレハンドロ・アガグは、1895年に創刊された世界最古のモータースポーツ専門誌に認められることとなった。

フォーミュラEの創始者兼会長、エクストリームEの創始者兼CEOであるアレハンドロ・アガグは以下の様にコメントした。

「このような賞をいただき大変嬉しく思います。この賞はモータースポーツを通じて電気自動車の普及を推進してきた私たちの功績が認められたことを証明しています。私はフォーミュラEとエクストリームEが成し遂げたことを非常に誇りに思っています。また、気候変動との戦いを支援するために今後更に力をつけていくことを楽しみにしています」

Autocar編集部のマーク・ティショーもコメントした。

「アレハンドロ・アガグはフォーミュラEとエクストリームE選手権の両方を率いて、挑戦的なアイデアでモータースポーツ界を震撼させました。電動シングルシーターのシリーズ化に懐疑的だった多くの人々を無視して、フォーミュラEを業界最大手のメーカーが参加する世界選手権に成長させ、エクストリームEではモータースポーツが持続可能性や気候変動などの問題に取り組むことができることを示しています」21 06 10

EVのストリートレースシリーズのアイデアは、ナプキンに書かれたメモから始まり現在に至る。
2011年3月3日に、パリのレストランでFIA会長のジャン・トッドとスペインの実業家であるアレハンドロ・アガグが出会い、世界初の電動シングルシーター世界選手権を作るアイデアを少し話した程度だ。
アレハンドロ・アガグは当時を振り返りコメントした。

「私はフォーミュラEの創始者だと言われていますが、本当の創始者はジャン・トッドです。彼は電気自動車の選手権を導入するというアイデアを持っていて、私は『ぜひそのプロモーターになりたい』と言ったのです」

ジャン・トッドも電動レース創設時の考えをコメントした。

「今、世界は非常に速く変化しています。モータースポーツの進化を考えたとき、環境に優しいモータースポーツのカテゴリーを定義し、都市部の人々に電気自動車の使用を奨励することが重要だと認識しました。私たちは何かをする必要性を明確に認識しており、その結論がフォーミュラEだったのです」

フォーミュラEの設立目的は世界で最も象徴的な都市の路上で、最高のレーシングドライバーとチームによるレースを行うことで、持続可能なモビリティーの可能性を示し、よりクリーンな未来のために電気自動車を前面に押し出すことだ。

2014年に北京のオリンピックパークで始まって以来、フォーミュラEはモータースポーツを中心としたグローバルなエンターテインメントブランドに成長しました。
現在は12チーム、24人のドライバーが参戦しているフォーミュラEは、世界最高のモータースポーツチームとレーシングタレントが集う場となっている。

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