フォーミュラE 2021 第5・6戦 バレンシア E-PRIX 情報

フォーミュラE 2021 第5・6戦 バレンシア E-PRIX 情報

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フォーミュラEはスペインのバレンシアで、常設サーキットを使用するE-Prixを開催する。
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開幕戦のディルイーヤで行われたダブルヘッダーから始まり、ヨーロッパに舞台を移した第3・4戦のローマを終えたフォーミュラEはスペインにやって来た。
戦いの舞台に選ばれたのは、スペインの地中海側のバレンシアに位置するリカルド・トルモ・サーキット。バレンシアサーキットとも呼ばれているこのサーキットは、1999年に完成した比較的新しいサーキットだ。主にバイクレースで使用されているサーキットであり、MotoGPの開催が毎年行われている。
また、フォーミュラEのプレシーズンテストでも使用されているサーキットのため、各チームは豊富なデータを持っている。
シーズンのレースとして開催されるのは初めてとなるが、全チームに走行経験があり、そのデータをどう上手く利用できるかが勝敗を分けることになるだろう。

コース情報

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全長:3.376km
ターン:15
レコードタイム:1:11.760(2020 プレシーズンテスト)

概要

サウジアラビアとローマでのダブルヘッダーに続き、今回もダブルヘッダーでの開催となるスペインのバレンシアE-Prixは注目の一戦だ。
リカルド・トルモ・サーキットは常設サーキットであるため、通常のフォーミュラEで使用されるコースレイアウトとは大きく異なる点が数多くある。
全体的なコーナーのアプローチやブレーキングでのバトルを始め、エネルギーマネジメントやマシンセッティングも特別なものにしなければいけない。
幸いなことに、フォーミュラEの全チームがプレシーズンテストでの走行データを持っているため、完全な新しい試みではない。
レイアウトは4kmのフルコースではなく、少しショートカットが加わった3.3kmであるが、フォーミュラEが開催されるコースとしては非常に長いコースとなる。
プレシーズンテストで記録されているレコードラップはマキシミリアン・ギュンターの1分11秒760だ。
全長が長いコースであることを考えると非常にハイスピードであることがわかる。(ほぼ同じ距離で行われた前戦ローマE-Prixでの予選タイムが1分38秒)
このことから、バッテリー残量の管理が非常に難しいことが予測される。
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ターン

常設サーキットらしい緩やかなコーナーが目立つリカルド・トルモ・サーキットは、珍しい左回りのサーキットだ。
スタートして最初に飛び込むのはハイスピードのターン1。その後に短いストレートがあるので、このターン1は可能な限りボトムスピードを上げて通過していきたいコーナーだ。
ターン2は最初のヘビーブレーキングを行うコーナーのため、オーバーテイクを仕掛けるドライバーも多いだろう。
ターン4からターン6までは低速コーナーが続き、裏ストレートに出る。
全開でターン7を通過した後、複合コーナーとなるターン8とターン9に侵入する。
直角のターン10から加速しながらターン11を通過し、ターン12はインサイドからのオーバーテイクを狙えるポイントだ。
ターン12後は特設シケインが設けられており、そこを通過するとホームストレートに戻ってくる。
フィニッシュラインはストレートのかなり手前側に設定されている。

4月24日(土)

14:20 - 15:05 プラクティス1
16:15 - 16:45 プラクティス2
18:00 - 19:00 予選
22:04 - 23:00 決勝1

4月25日(日)

15:00 - 15:45 プラクティス3
17:00 - 18:00 予選
21:04 - 22:00 決勝2
一部セッションは公式youtubeで生配信される。
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