ニコ・ロズベルグがエクストリームEチームを設立

ニコ・ロズベルグがエクストリームEチームを設立

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電動オフロードレースの新シリーズ「エクストリームE」に、元F1チャンピオンのニコ・ロズベルグが自身のチーム「Rosberg Xtreme Racing(RXR)」を結成し、2021年に開幕する同シリーズに参戦することを発表した。

今回発足したエクストリームE参戦チーム「RXR」は、2016年のF1チャンピオンであり、持続可能性の起業家でもあるニコ・ロズベルグと、ニコの父であり1982年のF1チャンピオンであるケケ・ロズベルグによって1994年に設立された「チーム・ロズベルグ」の進化形となっている。

F1を引退して以来、ロズベルグは数々のサステイナビリティーのスタートアップ企業に投資してきた。
また、電動レーシングシリーズ「フォーミュラE」の初期投資家であり株主でもある。
そんな彼がエクストリームEに自身のチームを作ることを決めた。
エクストリームEは、4大陸にまたがる5つのレースを通じて、気候変動の現状を世界に発信していき、視聴者にありのままの状況を共有する。
チームは、レース以外の活動にも力を入れており、エクストリームEが訪れる地で、社会や環境への影響を測定できるような取り組みを行っていく。
開幕シーズンにRXRが支援する最初のプロジェクトのひとつは、モナコ公国のアルバート2世財団によるもので、セネガルの農村部のコミュニティと協力して、利用可能な水資源や植生の状態を監視する活動を行っている。

ロズベルグ・エクストリーム・レーシングの創設者兼CEOであるニコ・ロズベルグは次のようにコメントしている。

「このシリーズは、視聴者の環境意識を高めるだけでなく、地球にとって最大の脅威である気候変動との戦いにおいて、行動を促す素晴らしい機会となっています。F1を引退して以来、私は持続可能な技術にキャリアを捧げてきたので、これらの努力とレースへの情熱を両立させることができ、とても充実しています」

エクストリームEの創設者兼CEOであるアレハンドロ・アガグは次のように述べている。

「このプロジェクトについては何ヶ月も前から話し合っていましたが、ロズベルグが自身のレーシングチームの創設者兼 CEO としてモータースポーツに正式に復帰するにあたり、活動の場としてエクストリーム E を選んでくれたことに感激しています。ニコの今までの取り組みと、エクストリームEの目的は相乗効果を発揮しています。彼のチームがシリーズに加わることは非常に歓迎すべきことです」

RXRのエクストリームE参戦に合わせて、環境に配慮した高級双胴船メーカーであるサンリーフヨットと、社長のフランシス・ラップは、ニコ・ロズベルグとのパートナーシップを延長することを発表し、RXRの公式チームパートナーとなった。

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