エクストリームE FIAシリーズとして正式認定
電動オフロードレースのパイオニアであるエクストリームEは、FIAインターナショナルシリーズとして正式に認定を受けた。
初年度からFIAシリーズとして開催
FIAシリーズとして開催される決定は、FIA会長のジャン・トッドが主催するFIAワールド・モータースポーツ・カウンシル(WMSC)で行われた。
エクストリームEのCEOであるアレハンドロ・アガグは以下のように語った。
「エクストリームEのスタッフ全員が、FIAインターナショナル・シリーズとして正式に認定されたことを嬉しく思っています。この目標に向かって努力してきたので、FIAの認定を受けたことは2021年に開幕する第1シーズンに向けて大きな自信となります。今回の認定は、エクストリームEがFIAの国際基準に沿って運営されていることを証明するものであり、FIAとACM(オート・クラブ・ド・モナコ)の意見を参考にすることができます。FIAの何十年にもわたるスポーツと技術の専門知識は、このエキサイティングなシリーズをスタートさせる上で大きな力となるでしょう」
更に注目が集まる
エクストリームEは2019年1月の発表以来、モータースポーツ界で注目を集めている。
最大130%(50°以上)の勾配で0-100km/hを4.5秒で走行できる性能を持った最先端E-SUV「ODYSSEY 21」は、F1/ダカールラリー/WRC/ワールドラリークロス/フォーミュラEのレベルで戦うドライバーを含めてテストを行い、ドライバーから印象的な反応を得ている。
そしてこのシリーズには世界的な強豪チームが参加を表明している。
マイケル・アンドレッティとザク・ブラウンがバックアップする「アンドレッティ・ユナイテッド」
6度のF1チャンピオンであるルイス・ハミルトンが創設した「X44」
フォーミュラEの元チャンピオンのジャン・エリック・ベルニュとエイドリアン・ニューイがバックアップする「ヴェローチェ・レーシング」
現フォーミュラEチャンピオンの「テチータ」等、注目チームが多い。
様々なチャレンジ
エクストリームEは、世界で最も都市から離れた過酷な環境で開催される。
そして開催が予定されている5つのイベントの航海に、カーボンニュートラルを特徴とする最先端の方法が採用される。
エクストリームEの目標は、世界で最も厳しい環境における気候変動の影響の強調と、カーボンニュートラルの未来を切り開くために電気自動車を促進し、更に世界初の男女平等のモータースポーツ・プラットフォームを提供することだ。
エクストリームEは2021年初頭に開幕を予定している。
BBCやFOXスポーツ等の大手テレビ局が放送を行うことになっている。