パスカル・ウェーレイン ポルシェでのテスト走行を完了
タグ・ホイヤー・ポルシェに2020/2021年度のシーズン7より加入することとなったパスカル・ウェーレインは、シーズン7用のパワートレイン開発のためのデータ収集をするためにテスト走行を行った。
初テスト走行
退任したニール・ジャニの代わりにポルシェに加わることになったウェーレインは、ドイツで行われた2日間のテストに参加した。 来シーズンからチームメイトとなるアンドレ・ロッテラーと共に99Xエレクトリックをドライブした。 2人は688kmを走行し、ポルシェが来シーズン用に導入を計画している新しいパワートレインの開発に役立つ貴重なデータを収集した。 初めてポルシェチームで走行を行ったウェーレインはインタビューに答えた。
「チームは私を温かく迎え入れてくれました。シーズン途中でマヒンドラレーシングから離脱したので、約半年ぶりにフォーミュラEのマシンに乗れてうれしいです。フォーミュラE特有の加速とパワーを再び体験できて最高の気分だよ。」
Watch @PWehrlein’s first experience in a @PorscheFormulaE car! pic.twitter.com/wRzyhz6Qpw
— ABB Formula E (@FIAFormulaE) August 27, 2020
「新しいチームで、新しい車から学ぶことは非常に多かったです。ポルシェ99Xエレクトリックにはとても良いフィーリングを持っています。これからはポルシェチームとの仕事すべてに慣れていかなければなりません。」
正しい方向へ
ポルシェはフォーミュラEデビューシーズンとなった2019/2020シーズンから好調な滑り出し見せ、来シーズンは更なる競争力を発揮することを目指してレースに臨んでいる。 アンドレ・ロッテラーはディルイーヤで表彰台を獲得し、ベルリンでも表彰台を獲得してドライバーズランキング8位でシーズンを終了した。
チームコメント
ウェーレインと共にテスト走行をしたロッテラーは、ポルシェの重要なプレシーズンテストプログラムを通して、新しいチームメイトが貴重な情報を加えてくれると感じている。
「ベルリンでのレース後の休憩は短いものでした。でもテスト走行で共に走った彼との協力関係は良好で、シーズン7に向けての開発には大きな期待を抱かせてくれる」
ポルシェのフォーミュラEオペレーションの責任者であるアミエル・リンドゼイもコメントした。
「最初のフォーミュラEシーズンが終了して間もない頃ではありますが、最初のテストは成功しました。来年に向けてパワートレインのテストを行い、いくつかの貴重な情報を得ることができました。シーズン7に向けて整理しなければならないことはすべて正しい方向に向かっています。これは、収集したデータとドライバーからのフィードバックの両方で確認されています。ハードウェアとソフトウェアの情報が更なる進化を成し遂げてくれるでしょう。我々は良い軌道に乗っていますが、まだ多くの仕事が残っています。また、パスカルが初めてポルシェ99Xエレクトリックのハンドルを握ったのを見ることができたのも嬉しい出来事でした。彼は別のチームからやってきて、そこで得た経験を持ってきてくれました。彼のフィードバックは非常にポジティブで、来シーズンに彼と一緒に仕事ができることを楽しみにしています。」