フォーミュラE 2019/2020シーズンの第5戦であるモロッコ/マラケシュでのレースが間もなく開催される。

モータースポーツ文化のあるモロッコの主要都市

フォーミュラE第5戦が行われるマラケシュは、モロッコの都市の一つであり、人口は90万人程。
モロッコの中では第4の都市で、歴史の長い街である。
また、旧市街は世界遺産に登録されているため観光客も多く訪れる。
アフリカ大陸の国ではあるが、ヨーロッパから近いこともありモータースポーツ文化が比較的浸透している。
フォーミュラEの他にも数多くのモータースポーツを開催しており、フォーミュラEは今回で4度目の開催となる。
夏場の最高気温は35度を超える程の暑さを記録するマラケシュだが、フォーミュラEが開催される2月は過ごしやすい気温になっている。
そのため、前戦のメキシコよりも気候条件は優しいと言えるだろう。
昨年はオープニングラップの1コーナーからスピンがあり大混乱のスタートとなり、1位と2位を走っていたBMWチームが同士討ちで落ちる等、予想ができないレース展開となった。
最終的に優勝を果たしたのはマヒンドラのジェローム・ダンブロシオだった。
マヒンドラは2018年シーズンでもフェリックス・ローゼンクビストが優勝しており、現在2連勝中のイベントとなっている。

歴代勝者

FIAフォーミュラEチャンピオンシップの開催は4回目となるマラケシュは、珍しいアフリカ大陸でのモータースポーツ。
今シーズンもマラケシュのアグダル地区で開催される。
このサーキットはフォーミュラEが行われるサーキットの中で1周の距離が長いことで知られる。
コース幅も比較的広いため、昨年同様にバトルが多いことが予想される。
コース上には風に乗って飛んできた砂が多く積もっており、レース前半は砂煙を上げて走るマシンの姿を見ることができる。
サイドバイサイドのバトルをした際にはレコードラインを外すと砂に乗りグリップを失うため、ライン取りに注意する必要がある。