フォーミュラE 第4戦 メキシコシティ E-PRIX 情報
メキシコ最大の熱狂都市
フォーミュラE第4戦が行われるメキシコシティは、1年間を通して気温の変化が少なく過ごしやすい地域である。
一方で観客の熱狂度合いは最高レベルであり、毎年多くの観客動員を記録している。
昨年はファイナルラップまでマヒンドラのウェーレインとアウディのディ・グラッシによる激しい首位争いが行われ、最後のホームストレート上のフィニッシュライン10m手前でディ・グラッシが逆転で優勝をするドラマチックな展開があった。
2018/2019シーズンのベストフィニッシュと言われる程の素晴らしいバトルであった。
昨年の盛り上がりの影響もあり、今シーズンのメキシコシティE-Prixには更に多くの観客が詰め掛けることになるかもしれない。
歴代勝者
2019 – ルーカス・ディ・グラッシ/アウディスポーツアプトシェフラー
2018 – ダニエル・アプト/アプトアウディスポーツシェフラー
2017 – ルーカス・ディ・グラッシ/アウディスポーツABT
2016 – ジェローム・ダンブロシオ/ドラゴン・レーシング
コース情報
全長:2.606 km
ターン:15
前回レコード:1:01.112(パスカル・ウェーレイン/マヒンドラレーシング)
概要
FIAフォーミュラEチャンピオンシップの開催は5回目となるメキシコシティ。
歴史あるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスサーキットを使ったフォーミュラE専用レイアウトは、昨シーズンから大幅に変更されて帰ってきた。
昨年よりもコース全長が長くなり高速化が行われたため、よりアグレッシブな展開が予想される。
元々バッテリーに厳しいことで知られるサーキットだが、レイアウト変更でどのように変わるか注目だ。
フォーミュラE開催コースとしては珍しい常設サーキットを利用したコースであり、特徴的なスタジアムセクションも健在だ。
ターン
スタート/フィニッシュラインは同じストレート上にあるが、昨シーズン同様にフィニッシュラインは最終コーナーに近い位置に置かれた。
ターン1とターン2は以前と同じとなっており、ターン3から新セクションとなる。
元々右コーナーだったターン3だが、今回のレイアウト変更により左コーナーへと変わり、緩めのターン4を抜けたらタイトなターン5へ続く。
ターン5はヘアピンとなっており、ここで元コースへ進路を変える。
ターン6と7は緩いコーナーなため、ターン5でのトラクションによってストレートスピードが変わってくることになるだろう。
ターン7後は元レイアウトに合流し、オーバーテイクポイントとなるターン8に向かう。
この裏ストレートでの速度は昨年から大きく上がると予想されており、ターン8でのブレーキング勝負が増える可能性が高い。
ターン9〜13は有名なスタジアムセクションとなっているため、低速コーナーが連続している。
ターン14を曲がると超ロングコーナーのターン15に侵入する。
元々はターン15の間にシケインが設置されていたが、今回のレイアウト変更によりシケインは排除されて高速化が行われた。
ターン15を加速しながら立ち上がってきたマシンはスタート/フィニッシュラインが置かれるホームストレートに帰ってきてラップを完了する。
2月15日(土)
07:30 - 08:15 (日本 22:30 - 23:15)プラクティス1 10:00 - 10:30 (日本 01:00 - 01:30)プラクティス2 11:45 - 12:50 (日本 02:45 - 03:50)予選 16:00 - 17:00 (日本 07:00 - 08:00)決勝
一部セッションは公式youtubeで生配信される。
https://www.youtube.com/user/FIAFormulaE/
※メキシコとの時差は15時間