ジャガーのテストドライバーとしてアレックスリンが復帰
2018/2019シーズンの終わりにパナソニックジャガーレーシングを出た後、シートの無かったアレックスリンだが、ジャガーのテストおよびリザーブドライバーとしてFIAフォーミュラEチャンピオンシップのパドックに戻り活動を行っている。
帰ってきたアレックス・リン
2017年にヴァージンレーシングのドライバーとしてフォーミュラEでキャリアを積んだ.。
昨シーズン途中に元チャンピオンのネルソン・ピケJrに変わって、ジャガーチームでシーズンを戦ったリンは、2019/2020シーズンを前にチームから離脱した。
2018/2019シーズンのベルンE-Prixではベストフィニッシュとなる7位でレースを完走したが、今シーズンのジャガーチームはルーキーとなるジェームス・カラドを起用。
2020年1月18日にチリのサンティアゴで行われるシーズン第2戦のレースまであと数日であるため、ジャガーレーシングはリンがチームに戻りテスト兼リザーブドライバーの役割を引き受けることを明らかにした。
ジャガーを知るテストドライバー
ジャガーレーシングにテストドライバーとして復帰にすることになったアレックスリンがインタビューに答えた。
「パナソニックジャガーレーシングチームに再び参加し、フォーミュラEに戻ることができてうれしいです。チャンピオンシップ、チーム、目標、そして彼らの働きに精通しています。チームが目標を達成するために、自分自身の役割を果たして支援することを楽しみにしています。」
世界耐久選手権(WEC)での参戦も予定しているリンだが、チームはリンがフォーミュラEとWECでの両方にコミットできると主張している。
同じジャガーレーシングで今シーズンのフォーミュラEに参戦しているジェームズ・カラドもWECに参戦しているため、3月21日に中国で開催される予定の三亜E-Prixでのレースで誰がファーストドライバーのミッチ・エバンスとチームを組むか不明となっている。
三亜E-PrixはセブリングでのWECレースの翌日に行われる。
強力なラインナップ
パナソニックジャガーレーシングチームの代表であるジェームズ・バークレイは以下の様にコメントした。
「今シーズンのドライバーであるミッチ・エバンスとジェームズ・カラドはエキサイティングな組み合わせであり、彼らはシーズンを通してテストドライバーとなるアレックス・リンによってサポートされます。アレックスは非常に才能のある優秀なドライバーであるだけでなく、フォーミュラEでの貴重な経験を持ちチームと素晴らしい関係を持っています。その経験と関係は、現在進行中のマシン開発にとって非常に有益です。フォーミュラEで勝利するためにはレギュラードライバーだけではなく、マシン開発を手助けするテストドライバーの能力も重要になります。アレックスをテストドライバーとして起用することができたので、目標を達成する準備はできました。」
サウジアラビアでのレースを終えた時点で、チームはランキング8位となっている。
チームとして初のチャンピオンシップタイトルを獲得するため、ジャガーチームはサンティアゴで改善を示す必要がある。