フォーミュラE 2020年の注目選手
24人のレーサーが2019/2020年のFIAフォーミュラEチャンピオンシップで戦っている。
今シーズンもグリッドに並ぶのは、経験豊富なレジェンドドライバーと新星の予測不能なドライバーのミックスラインナップとなっている。
最年少ドライバー
現在22歳(1997年7月2日生まれ)のマクシミリアン・ギュンターは、フォーミュラEにおいて史上最年少レギュラードライバーである。
この若さにもかかわらず、彼は他カテゴリーで多くの経験を持ち、モータースポーツ界ではドイツの新星の一つと考えられている。
ギュンターよりも若いドライバーでレギュラーシートを獲得している者はいないが、ベンチュリレーシングのリザーブドライバーを務めるアーサー・ルクレールは2000年10月14日生まれの19歳であり、F1ドライバーのシャルル・ルクレールの弟である。
最年長ドライバー
16年間もの期間、F1でレースに参戦し続けた経験を持つレジェンドドライバーのフェリペマッサ。
2008年にはF1でチャンピオンまであと一歩と迫りドライバーズランキング2位を獲得。
多くの時間を名門フェラーリと共に過ごし、数々の優勝を達成したブラジル人ドライバーである。
フェリペマッサはF1を引退した現在でも、モータースポーツの世界で大きな名声を持ち続けている。
そんなマッサは現在38歳。
フォーミュラEのグリッドで最年長のレギュラードライバーとなっている。
最年長ドライバーのマッサと、最年少ドライバーであるギュンターは16歳差である。
昨シーズン、マッサはモナコE-Prixで3位表彰台を獲得し、年齢を重ねてもトップクラスのドライバー達と優勝を争えることを証明した。
挑戦的なストリートサーキットで自分自身の能力を見せつけた。
最も忠実なドライバー
フォーミュラEに長く関わった忠実なドライバーとして数名の候補が上がる。
アウディのエースドライバーを務めるルーカス・ディ・グラッシ。
今シーズンの開幕戦でも優勝を果たしたヴァージンレーシングのサム・バード。
初年度後半から参戦しているオリバー・ターベイ。
ルノーでチャンピオンを獲得し、日産でもチャンピオンを狙うセバスチャン・ブエミ。
彼ら4人のレーサーが最も忠実なドライバーと評価され、更にこの中でも参戦レースの多いディグラッシが最も忠実なドライバーに選ばれた。(60戦)
最も人気のあるドライバー
セバスチャン・ブエミはこれまでに41回のファンブースト獲得を記録している。
ファンブーストを上手く利用することでオーバーテイクを成功させ、ブエミは今までに多くのポジションを上げることに成功し、大きな恩恵を受けてきた。
しかし、最近はF1から転向してきた若きドライバーであるストフェル・バンドーンとアントニオ・フェリックス・ダ・コスタの二人の人気が非常に高く、ファンブーストの15回連続獲得を記録している。
この勢いが続くと、最も人気のあるドライバーとして記録される日も来るかもしれない。
史上最も成功したドライバー
ジャン=エリック・ベルニュかセバスチャン・ブエミかルーカス・ディ・グラッシ。
定義次第では、それぞれが史上最も成功したフォーミュラEドライバーと考えることができるだろう。
ベルニュは最も多くのチャンピオンシップタイトルを保持している。
彼は過去2シーズン(2017/2018と2018/2019)でフォーミュラEの連続チャンピオンを獲得した。
しかし、ブエミは他の誰よりも多くの勝利を収めており、13回に及ぶ勝利をしてきた。
一方ディグラッシは累計で737ポイントのチャンピオンシップポイントを獲得してきており、シリーズ全体のトップスコアを記録している。