インドネシアでフォーミュラE開催へ
フォーミュラEチャンピオンシップは、2020年6月6日にインドネシアの首都ジャカルタで初めて開催されることを発表した。
初開催となるインドネシア
ソウルとロンドンに加えて、ジャカルタがフォーミュラEシリーズの2019/2020シーズンにFIAフォーミュラEチャンピオンシップカレンダーに新たに加わる。インドネシアのジャカルタで開催される初のフォーミュラEレースは6月6日にレースが行われることとなった。24台のマシンと24名のドライバーが街の中心にあるムルデカ広場にある市街地サーキットで勝負する。この中には、2019/2020シーズンから新たに参加するメーカーのメルセデスベンツやポルシェも含まれる。つまり、インドネシアで開催されるモータースポーツで最も競争力のあるラインナップとなる。
創設者コメント
インドネシア初のフォーミュラE開催ついて、フォーミュラE 創設者のアレハンドロ アガグは以下の様にコメントした。
「ABB FIAフォーミュラEチャンピオンシップの今シーズンのカレンダーはすでに特別なものになりつつありますが、インドネシアでのレースをカレンダーに追加できることは信じられないほどエキサイティングなことです。インドネシアはすでにモータースポーツと親和性があります。過去にレースやイベントを開催し、非常に熱心なファンも増えてきています。 その上、電気自動車の新興市場でもあり、生産を推進し、都市周辺の空気をきれいにするための投資が既に行われています。フォーミュラEは、この様な都市で開催することを望んでいます。最も競争力のあるモータースポーツをインドネシアで見せられればと考えます。来年6月6日にジャカルタでのフォーミュラEが成功することを願っています。」
広がるクリーンエネルギー
フォーミュラEはすでに香港でレースを展開しており、世界的な影響力を拡大し続けている。電気自動車の世界最大の新興市場の1つであり、最大級のブランドや自動車メーカーが世界各国のストリートを駆け巡っている。ジャカルタでのレースは、大気汚染の影響への取り組みを支援しながら、次世代車の電気技術をさらに進化させる。インドネシアは、中国、インド、米国に次いで世界で4番目に人口の多い国であり、クリーンエネルギーを採用するように将来の世代を刺激することを目指しています。インドネシア大会について代表者がコメントした。
「ABB FIAフォーミュラEがついにジャカルタに到着することを嬉しく思います。インドネシアのジョコ・ウィドド大統領が最近署名した電気自動車に関する規制により、ジャカルタでのフォーミュラEイベントは、Co2排出量を削減し環境に良いの影響を与える電気自動車に関する国民の認識を確実に高めるでしょう。来年のジャカルタE-Prixへのカウントダウンを開始します。インドネシアとジャカルタ市の両方に、フォーミュラE開催を実現するために支援してくれたことを感謝します。クリーンエネルギーのより広い普及を一丸となって進めていきましょう。」
トラックレイアウトとサーキット構成は、10月に開催されるFIAワールドモータースポーツカウンシル会議で発表される予定となっている。2019/2020シーズンの新たなカレンダーと日程の完全なリストは、後日明らかにされる。