フォーミュラE ウェーレインがマイアミを振り返る

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マイアミに戻ってきたフォーミュラEレースは、レース終盤のペナルティが多く発生した影響で大荒れのリザルトとなったが、パスカル・ウェーレインは堅実な走りで今季初優勝を飾った。

シーズン序盤は厳しいスタートを切っていた王者のパスカル・ウェーレインにとって、このレースはまさに 完璧なレースだった。
レースはノーマン・ナトがトップでフィニッシュラインを通過していたが、アタックモードの使用を完了できておらず、10秒ペナルティが課せられ6位へ後退した。
その影響もあり、ウェーレインは繰り上げで今季初優勝を獲得した。
ペナルティを受けたのはナトだけではなく、ロビン・フラインスやランキング首位のオリバー・ローランド、マクラーレンの両ドライバーなど複数のドライバーが含まれた。
これは残り4周で赤旗が提示されたことに起因しており、アタックモードの使用を完了できないタイミングとなった。
一方、ウェーレインは再スタート後に使えるアタックモードの残り時間が4分しかなく、それを最大限に活用した。
ペナルティーもなく、着実に走りきった結果、優勝を手にした。
その冷静さは、完璧なタイミングで訪れた幸運と相まって、今季初勝利を手にするのに十分だった。JL309013

レースを終えたウェーレインは次のようにコメントした。

「フォーミュラEにおけるサーキットのチャレンジは楽しいし、正確であることにリスクとリターンがあります。このサーキットでは多くのエネルギーを節約する必要がありました。ちょっとラッキーな勝利でしたが、最高の気分です。波乱がなくても表彰台か5位以内は可能だったと思います。しかし、今シーズンは不運に見舞われることが多かったため、今回ばかりはラッキーだったと思います。赤旗中断のあと4分間のアタックモードが残されていたことが非常に重要でした」

ウェーレインのチームメイト、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタは3位入賞を果たし、タグ・ホイヤー・ポルシェがダブル表彰台を飾った。

この結果、ポルシェはチームチャンピオンシップで首位に立ち、ドライバーズランキングでも上位を維持している。
ランキングトップのオリバー・ローランドは10位でレースを終え、69ポイントでトップをキープ。
ダ・コスタは54ポイントで2位につけており、ウェーレインはマクラーレンのテイラー・バーナードと同ポイントの51ポイントで並んでいる。

伝統のモナコを前に、ウェーレインはモナコE-Prixを制覇することを熱望している。
前回、ウェーレインはポールポジションからリードしたが、優勝は叶わなかった

「モナコは大好きな場所のひとつです。昨年はポールポジションを獲得しましたし、一昨年はレースをリードしていましたがDNFでした。次もライバル追いつくのは大変だと思いますが、全体的には、またトップに行けるでしょう。モナコは僕らにとって最高のコースのひとつで、2つダブルヘッダーレースを楽しみにしています」

出典:https://fiaformulae.com/en/news/746495

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