フォーミュラE 2024ベルリンルーキーテスト
フォーミュラEのルーキーテストが、ベルリンE-Prix後にテンペルホーフ空港サーキットで行われた。
2024シーズンのルーキーテストが行われ、次世代の若手ドライバーがGen3のステアリングを握った。
ドライバーラインナップには注目の若手が多く、F2やF3を始め、多くのジュニアカテゴリーで優秀な成績を残しているドライバーがタイムを競った。
ルーキーテストとはいえ、好タイムは各チームにとってドライバーを評価する上で重要な要素であり、次世代ドライバーの獲得争いに大きな影響を及ぼす。
注目の若手の一人であるロバート・シュワルツマンは、午前中のトップタイムに続き、午後もベストタイムも更新する走りで全体のトップタイムとなった。
DSからの参戦となったシュワルツマンは、FIAF3を初年度に制覇し、F2でも2年間で6勝を挙げた実力者だ。
現在はWECでフェラーリからハイパーカークラスに参戦しており、他の若手よりもレース経験がある部類に入る。
そこに続いたジャック・クロフォード(アンドレッティ)は、19歳と若いながら、十分な速さを見せた。
3番手にはシェルドン・ヴァン・デル・リンデ(ジャガーTCSレーシング)が入り、スポーツカーシリーズで実力を付けたドライバーも存在感を見せた。
トップタイムのシュワルツマンは、午前のセッションでトップタイムを記録しており、午後は午前中のタイムを更に上回る1分01秒937を記録し、第10戦のポールポジションを獲得したジェイク・デニスのタイムに対してコンマ1秒に迫った。
E-Prixの予選が一発勝負であることを考えると、まだチャンピオンに並んだとは言えないが、ルーキーテストのドライバーとしては十分なパフォーマンスであると言える。
クロフォードはシュワルツマンに0.173秒差の2番手タイムを記録し、フォーミュラEの初テストを楽しんだ。
クロフォードは2018年にフォーミュラ4で4輪レースデビューを果たし、FIAF3で2年間活躍した後、FIAF2に昇格し、2023年にオーストリアで開催されたスプリントレースでレースウイナーとなった。
シェルドン・ヴァン・デル・リンデは、ジャガーTCSレーシングのプログラムをこなしながら、午後もコンペティティブなタイムを記録した。
出典:https://fiaformulae.com/en/news/498550