フォーミュラE ポルシェのリザーブドライバーが発表
ポルシェモータースポーツのドライバーであるアンドレ・ロッテラーとデビッド・ベックマンは、2023/2024シーズンのFIAフォーミュラE世界選手権のテストドライバーおよびリザーブドライバーとして、タグ・ホイヤー ポルシェをサポートすることが発表された。
タグ・ホイヤー ポルシェのフォーミュラEファクトリーモータースポーツディレクターであるフロリアン・モドリンガーは、ロッテラーとベックマンが、レギュラードライバーであるパスカル・ウェーレインとアントニオ・フェリックス・ダ・コスタをサポートすることで、チームがより強力になることを確信している。
「来シーズン、我々のチームはアンドレの豊富なフォーミュラE経験から恩恵を受けるでしょう。また、デビッドには多くの可能性があり、我々がよく知っている若手ドライバーです。彼はポルシェ99Xエレクトリックで培った技術と経験で私たちをサポートしてくれるでしょう」
ポルシェのカスタマーチームであるアバランチ・アンドレッティでフォーミュラEシーズンを戦ったロッテラーはポルシェチームに復帰する。
現在42歳となったベテランであるロッテラーは、ル・マンで3度の優勝経験を持つ。
2024年はリザーブドライバーを努めつつ、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ・チームでFIA耐久世界選手権(WEC)に参戦することを最優先事項としている。
「シングルシーターレースで26年間走り続けてきた私は、シングルシーターキャリアに区切りをつけ、ポルシェ963でル・マン24時間レースとFIA世界耐久選手権を制するという挑戦に専念することにしました。同時に、フォーミュラEでの経験を活かしてポルシェをサポートし続けることにも興奮しています」
ベックマンにとっては、シーズン10はフォーミュラEのポルシェ・ワークスチームのテスト兼リザーブドライバーとして2度目の参戦となる。
彼は2022年秋にスペインのカラファトでポルシェ99Xエレクトリックを駆ってレーストラックを初走行し、2023年春にはベルリンE-Prixウィークエンドの一環として公式ルーキーテストに参加した。
ポルシェのカスタマーチームであるアバランチ・アンドレッティのリザーブドライバーとして、6月にジャカルタで開催されたダブルヘッダーでフォーミュラEレースデビューを飾った。
フロリダで開催されたFIA耐久世界選手権の開幕戦、セブリング1000マイルではオレカ07でクラス優勝を果たし、その多才ぶりを示した。
ベックマンは以下のようにコメントした。
「私はポルシェでの仕事を続け、この挑戦的で多様なレースシリーズでチームをサポートすることを楽しみにしています。これは非常に重要な仕事です。ポルシェ99Xエレクトリックに慣れ親しみ、フォーミュラEでのさらなるキャリアのステップアップのために重要な経験を積むことができます」