フォーミュラE マセラティがギュンターとダルバラと契約
マセラティMSGレーシングは、フォーミュラE世界選手権のシーズン10に参戦するドライバーを発表し、優勝経験があるマキシミリアン・ギュンターと、ユアン・ダルバラとなった。
新たなレギュラードライバーとなるダルバラはすでにフォーミュラEを熟知しており、2023年にルーキーテストに2回参加して好タイムを記録している。
FIAF3でタイトルを争った2019年シーズンに注目を集め、2020年からはFIAF2に昇格して複数シーズンを戦った。
F2では優勝を記録しており、ランキングの自己最高位は7位となっている。
マヒンドラ・レーシングのリザーブドライバーを努めていたダルハラは、ベルリン・ルーキーテストの2セッションでトップ6に入ったことで、フォーミュラEへの適応力を示した。
新たにフォーミュラEへ参戦を開始するダルハラはインタビューに答えた。
「フォーミュラEは長い間憧れていた選手権です。2回のテストセッションに参加した後、フルタイムのレースシートにステップアップする機会を得られてとても嬉しいです。これまでの経験から、GEN3マシンのドライビングはまったくユニークなものだと分かっていますが、とてもやりがいのある経験だと感じています。このチャンスを与えてくれたチーム代表のジェームス(ロシター)とマセラティMSGレーシングに感謝し、プレシーズンテストでマシンのことをもっと知り、チームともっと密接に仕事をしていきたいです」
チームメイトのギュンターはマセラティとの契約を延長し、引き続き参戦を続けることになる。
フォーミュラEのグリッドでは比較的若手である26歳のギュンターだが、フォーミュラEにおける最も経験豊富なドライバーの一人だ。
これまでに2度のポールポジション、4度の表彰台、そしてマセラティでの勝利を達成している。
来季もマセラティから参戦するギュンターはインタビューに答えた。
「マセラティMSGレーシングで走り続けられることをとても誇りに思います。23年シーズンは、特に後半戦で1勝、4回の表彰台、2回のポールポジションという勢いを得ることができました。このベースを継続し、新しいチームメイトのユアンと仕事をすることをとても楽しみにしています。私たちのパフォーマンスの軌跡をより大きく、より良いものにすることができると確信しています」
チーム代表のジェームス・ロシターもコメントした。
「シーズン10に向けたドライバーラインアップに興奮しており、マックスの経験とユアンの決意の融合が競争力を証明すると確信しています。マックスは23シーズンを通して我々に感銘を与えてくれました。彼は素晴らしいスピードを持ち、フォーミュラEのGen3パッケージをよく理解し、26歳という若さにもかかわらず5シーズンの経験を積んでいます。その経験は、ユアンにとってかけがえのないものとなるでしょう。シーズン9では、山あり谷ありの状況に直面しましたが、どのシナリオからも多くのことを学びました。来季までにパフォーマンスを向上させ、シーズン10をスタートさせることを楽しみにしています」