フォーミュラE ポルシェが参戦契約を延長

2023年8月2日 · by EVracing · in ALL, Teams

ポルシェは、FIAフォーミュラE世界選手権への参戦を2025/2026年に行われるシーズン12まで延長することを発表した。

ポルシェは2019年にフォーミュラEに参戦し、2024年7月まで行われるシーズン10までの5年間を当初のコミットメントとしていた。
今回の新たな発表により、ポルシェフォーミュラEチームは当初の予定よりも長くフォーミュラEに参戦し続けることが決定した。
ポルシェはフォーミュラEでの未来を形作る上で積極的に活動しており、すでにシーズン13からの導入を予定しているGEN4の設計に携わっていることも確認した。
ドライバーを務めるパスカル・ウェーレインとアントニオ・フェリックス・ダ・コスタも、今シーズンはお互いに勝利を記録しており、チームとしては4勝を挙げている。
また、ウェーレインはシーズン序盤をランキングリーダーとして過ごし、チャンピオン候補としてシーズンを進めた。
ポルシェは、今シーズンからカスタマーチームであるアバランチ・アンドレッティ・フォーミュラEをパワーユニットの面でサポートしており、両チームが高い戦闘力を記録した。

ポルシェAGの研究開発担当執行役員であるミヒャエル・シュタイナーは次のようにコメントした。

「フォーミュラEにおける我々の存在と成功は、将来のモビリティ・ソリューションの礎となるでしょう。フォーミュラEへの参戦によって、私たちはEVモータースポーツにおける新たな章を開くことができました。フォーミュラEは、環境への配慮とエネルギー効率を重視した高性能車の開発を加速させるために、最も競争力のある環境を提供しています。我々はフォーミュラEの成功の未来を形作る上で積極的な役割を果たし、それによってEVが世界規模でさらに弾みをつけることを楽しみにしています」

ポルシェ・モータースポーツの責任者であるトーマス・ローデンバッハは次のようにコメントした。

「フォーミュラEは、モータースポーツに革新的な技術と持続可能性をもたらし、新たな開発のプラットフォームとなり、大きな役割を果たします。このシリーズの競争は非常に高いレベルにあり、将来の市販モデルに重要な弾みをつけることができます。ハイクラスでエキサイティングなレースは世界中の人々にEVへのインスピレーションを与えます。私たちは、今後もこの活動に貢献できることをうれしく思っています」

フォーミュラEの創設者兼会長であるアレハンドロ・アガグは次のように述べてた。

「ポルシェはフォーミュラEにおいて、価値と影響力のあるチームです。この選手権によって、ポルシェはロードカーに見られるような革新的なEVテクノロジーの開発を加速させることができ、また、シーズン13に登場する次世代フォーミュラEマシンの開発を推進するグループのメンバーでもあります。ポルシェがフォーミュラEに参戦し続けることで、今後のシーズンでもスポーツ競技とエンターテインメントの質が最高レベルで維持されることは間違いないでしょう」