ジャガーTCSレーシング Gen3マシンでシェイクダウンを完了

ジャガーTCSレーシング Gen3マシンでシェイクダウンを完了

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ジャガーTCSレーシングは、シーズン9から始まるGen3マシンのデビューに向け、新型マシンの最初のシェイクダウンを完了した。

最初にGen3のシェイクダウンを行ったポルシェに続き、ジャガーのテストドライバーであるサシャ・フェネストラズはGen3開発車両で最初のシェイクダウンを行い、シーズン9に向けた改良に役立つ貴重なデータを収集した。
ジャカルタでのミッチ・エバンスの優勝等で速さを見せているジャガーTCSレーシングは、来シーズンへ向けて重要なテストとなった。
ジャガーのチーム代表であるジェームズ・バークレーは次の様に語った。

「Gen3テストはジャガーTCSレーシングにとって重要なマイルストーンとなりました。新型のジャガーI-TYPE開発車の初走行を行い、来シーズンから導入される世界で最も効率の良いレースカーを走らせられました。この変化は電気自動車による世界選手権において重要な技術的進歩をもたらすものです。次世代のフォーミュラEを前に、チーム全体が本当にエキサイトし始めました」

ジャガーTCSレーシングテクニカルマネージャーのフィル・チャールズは次の様に語った。

「シーズン9に登場する全く新しいマシンは、世界で最も効率の良いレースカーになると言われています。従来よりも100kWの追加パワーと、リア油圧ブレーキの廃止、600kWの超高速充電能力、Gen2よりも軽いマシンなど、チームは対応すべき項目がたくさんあります。シェイクダウンはチームにとって非常に貴重な体験となり、次世代のフォーミュラEを見据えて、開発車両がこれから進歩するのを皆で楽しみにしています」

シーズン9の開幕までは半年ほどの期間があるが、各チームは続々とGen3への調整に動き出している。
新車両となるシーズン9は全チームがコールコンディションから開発を行うため、シーズン開幕までに多くの作業を効率的に行ったチームがチャンピオンシップ序盤戦から有利に進められるだろう。
Gen2最後のシーズンである2022シーズンも後半戦に入りチャンピオンシップ争いが激化してくるが、チームはGen3時代への準備も並行で行うこととなる。

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