フォーミュラE 東京ビッグサイト周辺での開催が決定
FIAフォーミュラE世界選手権は、2024年3月に東京で初レースを開催することを発表した。
FIA世界モータースポーツ評議会の批准を受け、シーズン10の暫定カレンダーが発表された。
その中で注目を集めたのが、2024年3月30日(土)に東京で開催されるレースだ。
東京でFIA公認モータースポーツイベントが開催されるのは初めてとなり、GEN3レーシングカーが東京湾にある東京ビッグサイト周辺の道路でレースを行うことになった。
フォーミュラEと東京都は、ゼロ・エミッション戦略の一環であるゼロ・エミッション・ビークル(ZEV)イニシアチブを支援するため、フォーミュラEを東京で開催するために協力してきた。
東京都は2050年までにCO2排出量をゼロにすることを目指す計画を策定している。
小池百合子東京都知事は次のように述べた。
「2024年3月にフォーミュラEを開催することが正式に決定し、大変嬉しく思います。東京都はゼロ・エミッション車の普及を中心に、二酸化炭素を排出しない環境先進都市『ゼロ・エミッション東京』の実現に向け、あらゆる分野での取り組みを加速させています。今回のレースは、持続可能な次世代都市を目指し開発が進む、東京湾岸の東京ビッグサイト周辺で開催されます。日本初開催となるこのレースを間近で見て声援を送りましょう。このイベントはゼロ・エミッション車の普及に弾みをつけるだけでなく、東京の魅力を世界に発信し、存在感を高める絶好の機会となるでしょう。東京都は、主催者や関係者と力を合わせ、レースの成功に向けて取り組んでまいります」
フォーミュラEの共同創設者兼チーフ・チャンピオンシップ・オフィサーであるアルベルト・ロンゴは次のように語った。
「来シーズン、フォーミュラEを東京で開催できることをうれしく思っています。シーズン10のカレンダーは、すでに開催実績のある数々の都市に加え、東京という刺激的な新しい開催地をスケジュールに組み入れ、フォーミュラEの継続的なミッションを象徴しています」
フォーミュラEの最高経営責任者であるジェフ・ドッズは次のように語った。
「東京はシーズン10のハイライトとなるでしょう。現状は暫定カレンダーですが、今年後半に発表される正式カレンダーにも東京が入ってることでしょう。現在未定の開催地についても、引き続き協議を続けていきます」
暫定のカレンダーでは、フォーミュラEのシーズン10は1月13日にメキシコ・シティで開幕する予定となっている。
全17戦の暫定カレンダーのうち、3戦が未定となっているが、フォーミュラEはレースイベントを開催するため、さまざまな開催都市候補と話し合いを続けている。