エクストリームE マーク・グレインがテクニカルディレクターに任命
エクストリームEは、テクニカルディレクターとしてマーク・グレインを新たに任命したことを発表した。
グレインは、マクラーレンで約30年にわたり複数のレース分野で活躍するなど、モータースポーツ業界における豊富な経験を持つ人物だ。
これまでに、F1タイトル、ル・マン24時間レースの勝利、インディカーレースでの勝利など、数々の成功を収め、技術面や運営面で多くの役割を担ってきた。
最近では、スポーツ・ディレクターとしてマクラーレン・エクストリームEチームの設立を監督し、2022年からチームを率いている。
テクニカルディレクターになったグレインは、エクストリームEはもちろんのこと、世界初の水素モータースポーツ選手権「エクストリームH」の計画において重要な役割を担う予定だ。
グレインは、テクニカルディレクターとしての新しい役割について次のように述べた。
「エクストリームEを直接体験し、そのすべてが気に入ったのでチャンピオンシップに参加するチャンスが来たときに私はすぐに飛びつきました。エクストリームEは、モータースポーツにおいて新しい境地を開拓しています。その魅力は、すでに多くの実績として確立しています。今後、水素燃料電池レースが導入されることで、その未来に一役買うことができるのは、非常にエキサイティングです。私たちは常に前進し、進化し続けたいと思っています。エクストリームEはすでにレースの常識に対して挑戦してきた実績があり、その勢いを維持しようという意欲に共感しています」
エクストリームEのCEOであるアレハンドロ・アガグは次のようにコメントした。
「マーク氏を新しいテクニカルディレクターとしてエクストリームEに迎えることができ大変嬉しく思っています。彼の卓越した技術への追求は、業界で高い評価を得ています。また、世界初の水素モータースポーツシリーズであるExtreme Hの立ち上げ準備にも力を注いでいく予定です」
エクストリームEのチーフ・チャンピオンシップ・オフィサーであるジェームス・テイラーは次のように述べた。
「マーク氏が専門知識と経験を活かしてくれることを期待しています。彼がチームとチャンピオンシップに求められる技術的・スポーツ的な要求を理解していることは大きなメリットとなります。エクストリームEは設立以来、常に限界に挑戦してきましたが、彼がテクニカル・ディレクターに就任したことで更にその傾向が強まったと言えます。すでに3年目のシーズンを迎えていますが、私たちのシリーズにはまだまだ多くの可能性が秘められています」
グレインはエクストリームEテクニカルディレクターとして、7月8日~9日に開催されるイベントであるサルデーニャ島でのレースに向かう。
出典:https://www.extreme-e.com/en/news/878_Mark-Grain-appointed-as-Extreme-E-Technical-Director