フォーミュラE 2023カレンダーにポートランドが追加
FIAフォーミュラE世界選手権は、FIA世界モータースポーツ評議会での承認を得て、6月24日にオレゴン州ポートランドで初開催されることが決定した。
ポートランドは、世界11都市で16レースが行われるシーズン9の第12戦の開催地となり、これによってフォーミュラE初開催となるイベントにポートランドが追加された。
残りの初開催イベントは、インドのハイデラバード、南アフリカのケープタウン、ブラジルのサンパウロが含まれる。
フォーミュラEは2015年のシーズン1以降、パンデミックで多くのイベントが開催されなかった2020年のシーズン6を除き、毎年アメリカでレースを開催している。
過去にはロングビーチ、マイアミ、ニューヨークでレースが開催された。
フォーミュラEの共同創設者兼チーフ・チャンピオンシップ・オフィサーであるアルベルト・ロンゴは次のように述べた。
「6月にポートランドで最高峰の電動モータースポーツ世界選手権を初めて開催できることに興奮しています。ポートランドはプロスポーツの熱狂的なファンが多く、また環境面でも優れているため、フォーミュラEの開催地として申し分ありません。我々は重要な存在感を維持し、パシフィック・ノースウエスト地域の新しい観客を電動モータースポーツに引き込むことができることを嬉しく思います」
新たなシーズン9のカレンダーは、5月の未定とされていたイベントの削除を反映し、新しい開催地のFIAサーキットホモロゲーションを受けて、レースプログラムが完了したことを意味する。
シーズン10の開催地についても協議が進められており、2023年の中頃に暫定カレンダーが発表される予定だ。
日本でのフォーミュラE開催も可能性が高く、2023年シーズンの新規イベントとして組み込まれた場合は注目のイベントとなるだろう。