フォーミュラE 日産がGen3カラーリングを発表
日産はGen3時代の最初のマシンに、桜をイメージしたカラーリングを施し、ドライバーも一新して再出発をすることを発表した。
シーズン9のドライバーラインナップは、フォーミュラEでの優勝経験のあるノーマン・ナトと、日本でキャリアを築いたサッシャ・フェネストラズの二人となっている。
”NISSAN e-4ORCE 04”の印象的な新しいカラーリングは、象徴的な桜の花を取り入れ、日本らしさを強調して新たなスタートとなる。
2023年からは、e.damsの事業を買収し、初めて日産の完全ワークス体制でフォーミュラEに参戦するため、チームにとっても新時代を告げるものだ。
日産の最高執行責任者であるアシュワニ・グプタは次のように語った。
「電動化は日産の長期ビジョンの中心であり、フォーミュラEはその中でより大きな役割を担っています。シーズン9は日産のフォーミュラE参戦にとって新しい時代となります。フォーミュラEへの参戦は5回目となりますが、1つのチームとして参戦するのは初めてです。私たちはレースで長い歴史を持ち、他の人がやらないことを敢えてやるのが好きです。新しいカラーリングは日本の伝統を祝うものであり、コース上でこれまでになく目立つデザインになると確信しています。シーズンが始まるのが本当に楽しみですし、日産にとってGen3時代を成功に導くために必要なものはすべて揃っていると確信しています」
日産はノーマン・ナトとサッシャ・フェネストラズをチームに迎え、経験と若さを兼ね備えた新しいドライバーラインナップを揃えた。
ナトは17号車、フェネストラズは23号車のステアリングを握る。
ナトは2023シーズンに向けて次のように語った。
「新しいカラーリングはとても気に入っています。他とは違っていて、サーキットで目立つこと間違いなしです。桜のデザインはチャンピオンシップの新しい章を象徴するものであり、チームにとっても新しい章です。2023年は私にとって新しい始まりであり、キャリアの新しい章でもあり、非常に楽しみです」
フェネストラズもコメントした。
「マシンはとても美しく見え、桜のアイデアも気に入っています。早くコースに出たいですし、バレンシアに着いてすぐにテストを始められるので、とても楽しみです。フォーミュラEに参戦することは僕にとって大きなステップで、チームのプロ意識と献身的な姿勢を見ていると、最高の結果を出すために自分を奮い立たせる必要があることを実感する。シミュレーター作業で準備を進めて、シーズンをポジティブにスタートさせるためにマシンを調整し、開発しながら、シーズンのスタートに向かって全員が働いている。ハードワークをしなければならないことは分かっていますが、シーズンの始まりが楽しみです。これからのシーズンに向けてマシンの開発を続け、開幕戦のメキシコに良い状態で臨めるよう、集中していきます」