フォーミュラE サンパウロ E-Prix開催が決定
FIAフォーミュラE世界選手権は、サンパウロ市とのイベント契約が受理されたとして、モナコE-Prixの会場でブラジルでのフォーミュラE開催が決まったことを公表した。
ブラジルのサンパウロで行われる予定のフォーミュラEイベントは5年契約となっており、更なる更新も可能であるとしている。
フォーミュラEの新しい車両「Gen3」時代の幕開けとなるシーズン9から、サンパウロ市がカレンダーに加わる可能性が高い。
フォーミュラEの共同創設者兼最高責任者のアルベルト・ロンゴは以下の様に述べた。
「6月のFIA世界モータースポーツ評議会の承認を待ちではありますが、初めてフォーミュラE世界選手権がブラジルで開催されることを嬉しく思います。サンパウロは歴史的なレース開催地でもあるため、熱狂的なブラジルのファンを歓迎するのが待ち遠しいです。彼らはGen3で起こるであろうテクノロジーとパフォーマンスの飛躍的な進歩を遂げたフォーミュラEレースを楽しむことで、活気に満ちた独特の雰囲気になることは間違いないだろう」
サンパウロ市長のリカルド・ヌネスは、今回のフォーミュラE承知を歓迎した。
「E-Prixの開催は、サンパウロのイメージを全世界に広めることや、イベント観光による経済の活性化と雇用の創出、さらには持続可能な開発の促進という目標に完全に合致しています。サンパウロでのフォーミュラE開催が待ち遠しいです」
フォーミュラEのブラジル人ドライバーで、チャンピオンドライバーでもあるルーカス・ディ・グラッシも、今回の母国レース開催決定を歓迎している。
「サンパウロがフォーミュラEを開催するというニュースは、私にとって非常に喜ばしいことです。この決定は、モータースポーツの最高峰が南米にやってくることを意味するだけでなく、ブラジルの自動車市場の電化に向けた重要な一歩となるものです。ブラジルのレースファンは世界屈指の熱狂的な人達なので、母国の観衆の前で選手権に参戦することは私にとって夢のようです」
