エバンスがシーズン8の意気込みを語る
昨シーズン、最終戦までタイトル争いを演じたジャガーTCSレーシングのミッチ・エバンスはシーズン8の意気込みを語った。
シーズン7の最終戦までチャンピオンを争いながらも、技術的な問題によりスタートすることができずにリタイヤとなり、チャンピオンへの希望が早々に潰えてしまったエバンスだが、シーズン8ではこの苦難を乗り越え、再起を誓った。
「昨年のベルリンの最終戦は、本当に重要な予選をうまく走り、いいポジションからのスタートだったのに、あっという間に終わってしまいました。どうすれば良いかがわからず、レース後数時間くらいは同じようなことを繰り返し考えていました。これほど大きなチャンスを掴めなかったことを受け入れるのは難しいです。でも、これがスポーツの本質なんだと考えました。逆境や落ち込む瞬間に上手く対処できるようにならなければならないと思い、そうすることでより強くなれると感じました」
「シーズン8に向けて、タイトル争奪戦に最初から参加する準備ができています。そして、シーズン最終戦のチェッカーフラッグが振られたとき、トップ争いに加わっていることを確信しています」
「この数年、僕は自分自身を信じているし、それが間違っていないことを証明してきたと思います。でも、僕がチャンピオンシップを獲得することができなかった多くの原因がある。今年はそれを克服していけると感じています」
「開幕戦のダブルヘッダーは恵みであり、災いでもあります。ポイントを獲れなければ大きなチャンスを逃すことになるけど、逆に大量得点で集団から早々に逃げることもできるでしょう。今年は本当に臨床的な1年を実行したいし、それを達成できればと思います」
エバンスの乗るジャガーTCSレーシングは、年々競争力を上げてきており、昨年は飛躍の年となった。
プレシーズンテストでも好調なタイムを記録しているジャガーがチャンピオンシップの有力候補なのは間違いないだろう。