フォーミュラE NIO333にダン・ティクタムが加入
ダン・ティクタムは、NIO333でオリバー・ターベイとともにFIAフォーミュラE世界選手権に参戦することを発表した。
ダン・ティクタムは、FIAフォーミュラ2(F2)で2シーズンを過ごし、2022シーズンからNIO333でフォーミュラEに参加する。
ティクタムはF2で好成績を残しており、ルーキー・シーズンにシルバーストーンで優勝し、3回の表彰台を獲得した。
また、2021年は2勝を挙げ、ランキング上位となっている。
戦いの舞台をフォーミュラEに移すティクタムは以下の様にコメントした。
「NIO 333フォーミュラEチームでレースができることをとてもうれしく思います。シーズンへ向けて準備する時間があまりなく、フォーミュラEは複雑なシリーズなので、ルーキーシーズンはかなり大きなチャレンジになると思いますが、とてもエキサイティングなものになるでしょう」
「ドライバーとして使えるツールはたくさんありますが、F2とはまったく違う経験になるので、精神的にも肉体的にもとても楽しみです。今週のチームとの数日間はとても充実していて、上位のグリッドにつけるようにしたいと思っています」
チームのCEOであるヴィンセント・ワンは以下の様にコメントした。
「私が最も感銘を受けた彼の結果は、世界でも有名なレースのひとつであるマカオGPでの2回の勝利です。彼のキャリアにはいくつかの困難がありましたが、その経験が成功への道を開いてくれると信じています。彼は、フォーミュラEで輝く若くて明るい新星です」
ティクタムとコンビを組むオリバー・ターベイは、ロンドンで開催されたシーズン1の最終戦でフォーミュラEに参戦して以来、NIO333と共にフォーミュラEを戦ってきた。
ターベイのハイライトは、シーズン3のメキシコシティE-Prixで初のポールポジションを獲得したことであり、このシーズンは8回連続でスーパーポール進出を獲得した。
2021シーズンには3回のトップ10入りを果たしたものの、チームの戦闘力不足に悩まされランキング23位となった。
復活を狙うターベイはインタビューに答えた。
「最初のシーズンからチームに参加していたので、一緒に旅を続けられることを嬉しく思います。シルバーストーンの新しい施設で、チーム全員が一堂に会するのは素晴らしいことです。経営陣はチームを前進させるためのステップを踏み、エンジニアは開発テストを行い、メカニックはクルマを準備するなど、全員が非常によく働いてくれました。フォーミュラEの水準が非常に高いことは承知していますが、いくつかの前向きなステップを踏むことができたと感じています」
チームの開発兼リザーブドライバーはアダム・キャロルが引き続き務める。