エクストリームE ジェンソン・バトンが参戦
エクストリームEは、元F1チャンピオンであるジェンソン・バトンをシリーズに迎える。
ジェンソン・バトンは、「JBXE」のチームオーナーとして参加するだけではなく、自身のチームのドライバーとして参加することを発表した。
ドライバーとして参戦
2017年にF1から引退し、日本のスーパーGTでもチャンピオンを獲得したバトンは、次の戦いの場をエクストリームEへと移す。
F1を去った後の3年間も、世界各地のレースイベントに出場し経験を積んだバトンが、今度はサーキットから離れてオフロードに挑戦する
ほとんどのレース人生をサーキットで過ごしてきたバトンだが、オフロードレースにも情熱を注いできた。父のジョン・バトンは、1970年代から80年代にかけてラリークロスのトップドライバーとして活躍しており、1976年にはブリティッシュ・ラリークロス選手権とリデンヒル・ラリークロス選手権の両方で2位となっている。
また、バトン自身もオフロードレースに参戦しており、2019年には過酷なレースとして知られる「baja1000」に出場している。
関係者コメント
エクストリームEの創設者兼CEOであるアレハンドロ・アガグは、次のように述べた。
「モータースポーツ界の大物、ジェンソン・バトンを迎えることができて興奮しています。彼は最も人気のあるレーシングドライバーの一人です。彼はエクストリームEでオフロードレースの最高レベルの競争を楽しめるでしょう。ジェンソンは仲間とともにレースをしながら、地球規模の気候危機に対する認識を高めるという、私たちの使命に更に重みを与えることになるでしょう。4月にサウジアラビアのスタートラインに集結するのを見るのが待ち遠しいです」
JBXEのオーナー兼ドライバーのジェンソン・バトンは次のように述べた。
「JBXEの設立は長い間待ち望んでいたことであり、チーム結成と第1回エクストリームE選手権への参戦を発表できたことを嬉しく思います。数年前にオフロードレースの虜になったことがきっかけで、”Mint400″や”baja1000″などのレースに自分のチームで参戦しましたが、とても楽しかったです。エクストリームEの計画を初めて聞いたのも同じ頃だった。エクストリームEでは、ファンに一流のレースとエンターテイメントを提供するだけでなく、気候変動の影響にも目を向けることができる。私たちはコース上で勝利を競うのはもちろんですが、気候変動の影響を受けた場所でレースをしながら、その意識を最大限に高めていきたいと考えています。エクストリームEは、気候変動の影響を受けてすでに被害を受けている生態系の保護を目的としたレガシー活動にも取り組んでいます。また、コ・ドライバーの発表というエキサイティングな仕事も残っており、今後数週間のうちに行われる予定です。」