ノーマン・ナトがベンチュリーから参戦へ
2020/2021シーズンのフォーミュラE世界選手権に向けて、ノーマン・ナトがベンチュリー・レーシングのレギュラードライバーとして参戦することが発表された。
レギュラーに昇格
ベンチュリーは、ベテランドライバーのフェリペ・マッサが2019/2020シーズン限りでチームを去ることを受けて、フェリペ・マッサの後任にはナトが選ばれた。
ノーマン・ナトは2018年からリザーブドライバーとしてベンチュリー・レーシングに参加しており、フォーミュラEのマラケシュ・ルーキーテストに2回出場している。
また、過去2年間はベンチュリーでシミュレーター開発作業を担当してきた。
ナトの戦績
ナトは2006年からモータースポーツ界に参入し、2010年にはF4ユーロカップで成績を残し、2012年にはフォーミュラ・ルノー2.0でも好成績を残した。
その後フォーミュラ・ルノー3.5に参戦し、モンテカルロでは勝利を収めた。
F1直下のGP2シリーズでも成績を残し、3シーズンを戦い3勝と8度の表彰台を獲得した。ベストシーズンとなった2016年にはチャンピオンシップ5位となった。
直近では、2018年のELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)と2019/2020年のWEC(世界耐久選手権)の両方シリーズで3位に入り、ル・マン24時間レースでは2位表彰台を獲得した。
来季からレギュラードライバーに昇格するナトはインタビューに答えた。
「私は2018年からベンチュリーレーシングファミリーの一員となったので、シーズン7のレギュラーシートを確保することができたのは大きな前進であり、私たちが一緒に成し遂げられる成果を楽しみにしています。この2年間、私たちは非常に強固な基盤を築き、将来に向けての野心を共有してきました。私の能力を信じてフォーミュラEに参戦する機会を与えてくれたスージー(チーム代表)とチームに感謝したいです。今年1月のサンティアゴでのスタートを楽しみにしているよ」