フォーミュラE 日産 来季のドライバーラインナップが確定

フォーミュラE 日産 来季のドライバーラインナップが確定

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フォーミュラE日産チームは、3年連続でドライバーラインナップを維持することが決定し、来シーズンもセバスチャン・ブエミとオリバー・ローランドがステアリングを握ることが確定した。
また、2020/2021 FIAフォーミュラE選手権に唯一の日本メーカーとして参戦することを発表した。

ドライバー継続

日産は2019/2020シーズンのチームランキングで2位となり、シーズンを通して速さを見せた。
1勝と、5度の表彰台、第10戦ではポールポジションも獲得した。
エースドライバーのブエミは6回連続でスーパーポール予選に出場する安定した速さを見せ、ベルリンではベストリザルトとなる2位を獲得。
最終的にはランキング2位のバンドーンに3ポイント差のランキング4位となった。
一方のローランドは、シーズン終盤戦で初勝利を挙げ、ブエミと1ポイント差の5位でシーズンを終了した。

関係者コメント

今シーズンを終えて、日産のグローバル・モータースポーツ・ディレクターであるトマソ・フォルペは以下の様に語った。

「セブとオリは我々のために素晴らしい仕事をしてくれた。我々は、これまでの成功を積み重ねて更に前進していくことを楽しみにしています。しかし、フォーミュラEでの目標は勝利だけではありません。レースを重ねるごとに、我々はEVのあらゆる面を学び、それがロードカーの開発に反映されていきます。レースを通じて、私たちはEVの専門知識を継続的に向上させています」

来シーズンも日産で戦うことが決まったブエミはインタビューで以下の様に語った。

「チームに残ることができて嬉しいです。一緒に多くのことを成し遂げてきたし、素晴らしいシーズン6を過ごすことができた。チームランキングで2位を獲得したことで、この勢いを維持してさらに競争力を高めるために必要な自信を得ることができました。オリバーが再びチームメイトになってくれたことは素晴らしいことです。チーム全体の経験と専門知識があれば、フォーミュラEでのさらなる成功を実現できると感じている」

シーズン6でチームに勝利をもたらしたローランドもコメントした。

「シーズン6はチームとしても、個人的にも素晴らしいものでした。より安定した走りをするためにハードワークと練習を重ねてきたので、日産でフォーミュラE初優勝を飾ることができて感激しています。セブと一緒に来シーズンの日産のシートを確保できたことは朗報です。我々はこれまで以上に強くなって戻ってくるでしょう」

チーム代表のグレゴリー・ドリオは以下のように語った。

「セブとオリがニッサンe.damsのためにレースを続けることは素晴らしいことだ。二人とも信じられないほどの才能があり、強い決意とコミットメントを示し続けてきた。彼らのハードワークと献身を頼りに、さらに良い結果を残せることを期待しています」

また、高星明誠が引き続きテストドライバーとリザーブドライバーを担当することも決まった。
シミュレータードライバーには、元日産GTアカデミー優勝者のマーデンボローを起用する。

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