rFactor2 – サーキット紹介(ザントフォールト)
rFactor2には世界各国のサーキットがあります。
今回は新たにF1が開催されることで話題となったオランダの「ザントフォールト・サーキット」を紹介します。
サーキット情報
全長 4.307 km
コーナー数 13
コースレコード 1:28.353(A1GP)
正式名称は「サーキット・パーク・ザントフォールト」
オランダの北ホラント州に位置するサーキットで、第二次世界大戦中にドイツ軍が使用していた緊急輸送道路を改修して建造されました。
1985年まではF1オランダGPが開催されていた歴史もあり、F1は「復活」としての開催となります。
2000年代初頭にはマスターズF3も開催されていたため、一部のF1ドライバーは走行経験があります。
しかし、元々のサーキットレイアウトが狭くてテクニカルコースなだけでなく、安全基準がF1開催の規定を満たしていなかったため、大規模改修が施されました。
2020年は世界的パンデミックの影響でF1開催がなくなってしまい、初開催は2021年となっています。
インフィールドセクションは中速テクニカルコーナーが車体となり、ストレートと言える区間がほとんどないのが特徴です。
ホームストレートも短めなため、オーバーテイクにはインサイドへの飛び込みがほぼ必須になります。
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現実とrFactor2のオンボード比較
注目エリア
「ターン1」
ホームストレートからまず最初に向かうコーナーです。
ザントフォールトでの最もオーバーテイクがしやすいコーナーなので、どのカテゴリーでもここがバトルをする一番重要な箇所になります。
コーナーにはバンクが付いており、アウトサイドでも比較的高速で曲がれます。
特にダウンフォースが強いマシンではアウトサイドからの追い抜きもしやすくなっています。
また、F1用に改修されたピットロードがターン1の出口付近で合流するようになりました。(今まではターン1の前で合流)
そしてターン1のアウトサイドは一部が舗装改修されたため、コースへの復帰が容易になりました。
「ターン6」
ザントフォールトのセクター2に位置する非常に高速な右のロングコーナーのターン6です。
コーナーに入る直前にクレスト(丘)があるため、その先がどうなっているか見えにくいコーナーです。
ダウンフォースが少ない車両の場合は、このクレストで荷重が抜けるのでアウトサイドに流されやすく、ターン6のクリッピングポイントを外しやすいです。
ロングコーナーなので、完璧なライン取りはマシン及びセッティングによって変わる特性もあり、更に、コーナー中は全体的に下った後に平坦への移行します。
このような複雑な要素が多く入ったコーナーは珍しく、ザントフォールトを走る際は集中して挑む必要があります。
「最終コーナー」
F1開催に向けて最も大きな変更が施されたコーナーです。
元々はバンクがない高速コーナーでしたが、大改修によって18度のバンク角が付きました。
元々の最終コーナーもフォーミュラカーであれば全開走行が可能でしたが、よりバトルを可能にするためにバンクが付けられました。
このバンク角だとGTマシンでも難なく全開走行が可能になっていると思われます。
コーナーのアウトサイドのウォールにはアメリカのオーバルトラックに導入されている「SAFERバリア」が組み込まれ、本格的な安全対策がされています。
しかし、一部の関係者は安全性にまだ疑問が残るとして更なる改良を要求しているようです。
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