ミッチ・エバンス 圧巻のパフォーマンス
フォーミュラE第4戦、メキシコシティE-Prixで最も圧倒的なパフォーマンスを発揮して優勝を成し遂げたミッチ・エバンスは、新しいチャンピオンシップリーダーとなった。
エバンスは自身初のチャンピオンシップタイトルに挑戦していくが、チャンピオンシップでトップを維持し続けることを目標としている。
エバンスの勝利
2番手からスタートしたパナソニックジャガーレーシングのミッチ・エバンスは、ポールシッターのアンドレ・ロッテラーに1コーナーで先行して早々にリードを築き、最後までトップを誰にも渡さずにチェッカーを受けた。
メキシコシティでの激しいレースを制して優勝したミッチ・エバンスは、レース後のインタビューで以下の様に語った。
「勘違いしてもらいたくないのですが、もちろんチャンピオンシップで首位に立てたことは嬉しく思います。しかし、まだあまり興奮するつもりはないです。前戦のサンティアゴはレース管理の面で私たちにとって厳しいものだったので、今回のレースでの結果には本当に満足しています。そして今回、レースマネジメント等のすべての問題を解決できたことを示せました。すべてのスタッフとチーム関係者の仕事に感謝したいです。」
チャンピオンシップの行方
エバンスは現在、チャンピオンシップを1ポイント差でリードしており、BMWのアレクサンダー・シムズとテチーターのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが続いている。
エバンスはチャンピオンシップについて答えた。
「レースが終わった段階では自分がチャンピオンシップリーダーであるということすら知りませんでした。チャンピオンシップリーダーとしていられることは良いことです。しかし、今の状況を喜ぶにはまだ早すぎます。物事はかなり速く変化する可能性があるので、状況を注意深く見ていく必要があります。チャンピオンシップランキングのトップ10のポイント差がどれだけタイトかは知っていますので、レース毎にかなり頻繁に順位が入れ替わるでしょう。」
エバンスは2月29日に行われる予定のマラケシュでのレースでは、チャンピオンシップポイントのリードを大幅に伸ばそうとしている。
逆に、エバンスを追うドライバー達は次のレースでチャンピオンシップリーダーになるために懸命にプッシュしていくだろう。
