三亜E-Prixの中止が決定
フォーミュラEシーズンの第6戦として行われる予定だった三亜E-Prixの中止が発表された。
中国で急速に拡散している新型コロナウイルスの驚異性を考慮し、海南省および三亜市政府の関連部門との緊密な協議の末、フォーミュラEチャンピオンシップは中華人民共和国自動車およびオートバイスポーツ連盟、および地域パートナー「Enova Holdings」は、2020年3月21日に予定されていた三亜でのレースをしないことを決定した。
現在の中国では健康への懸念が高まり、世界保健機関が新型コロナウイルスを国際的緊急事態として宣言していることを考慮して、フォーミュラEは各チームスタッフ、チャンピオンシップ参加者、及び観客の健康と安全を確保するために必要な措置を講じた。
地域のパートナー、海南省および三亜市政府の地方自治体と密接に協力して状況の進行を監視し続けていき、状況が改善された場合にすべての関係者は代替が可能かを調査するために適切な時間をかけると公表した。
三亜E-Prixは中国で行われるモータースポーツ競技の中でも高い人気を博しており、昨年も大きな盛り上がりを見せたが、今シーズンは一度中止ということになった。
今後の情勢次第ではあるが、フォーミュラEシーズンの終了が7月のロンドンE-Prixになるため、代替日を見つけることは非常に困難になるだろう。
今回の三亜E-Prixの中止で、シーズンのレースカレンダーは13戦となった。