フォーミュラE 2018/2019シーズンアワード
フォーミュラEチャンピオンシップの歴史の中で最も激しく予測不能なシーズンを終え、最終戦となったニューヨークで関係者の各分野での表彰が行われました。
目次
CLIMATE CHAMPION AWARD
受賞:パナソニックジャガーレーシング
EV(電気自動車)の普及や環境保全に尽力したチームへの賞。
この賞は、チャンピオンシップを争いながらも電気自動車の発達を促進させたり、クリーンエネルギーの活用を推進させるために作られた。
フォーミュラEはこれらの意識を高め、都市部の大気汚染に取り組む役割を果たしています。
BEST QUALIFIER
受賞:セバスチャン・ブエミ (日産)
フォーミュラEでは道幅の狭い市街地コースを主に使用するので、シーズンを通して予選が重要となります。
予選での速さはタイトル争いを大きく左右するものです。
この賞はライバル達を純粋なスピードで凌駕した者に与えられます。
また、1周だけのアタックでプレッシャーに負けずに最高のラップを刻んだ意味を持ちます。
WOW MOMENT OF THE YEAR
受賞:ルーカス・ディグラッシ (アウディ)
ストリートレースで最も激しく、際立った「すごい」瞬間を記録した者に贈られる賞。
シーズンを通して数々のドラマがあった。
その中でも一際インパクトが強かったシーンは、メキシコシティーでのファイナルラップでの出来事。
数台のマシンがバッテリー切れになり最後の最後まで続いたバトルは、ラスト数十メートルで決着した。
トップを走っていたウェーレインはバッテリーが無くなり、ディグラッシが逆転で優勝した瞬間である。
MODIS ENGINEER OF THE YEAR
受賞:アルベルト ブランコ (マヒンドラ)
フォーミュラEはレーストラック上だけが全てではありません。
何人ものエンジニアやスタッフが頂点を目指して戦うチーム戦です。
そのチームワークと貢献によってこの賞はもたらされます。
BEST SOCIAL MEDIA ACTIVATION
受賞:マヒンドラレーシング
エレクトリックストリートレースは多くの人の興味を集めています。
そんなレースシリーズのソーシャルメディアを活性化させ、人気を博している者にこの賞は送られます。
TEAMS’ CHAMPION
受賞:DS テチータ
激しい戦いに耐え抜き、チームチャンピオンシップに勝利することは全てのチームが目指す目標の一つです。
今シーズンのチーム頂点を極めたのはテチータでした。2位にはアウディ、3位はヴァージンが続いた。
DRIVERS’ CHAMPION
受賞:ジャン=エリック・ベルニュ (テチータ)
たった一人のチャンピオンを世界トップレベルのドライバー達から決めるのは13戦を必要としました。
チャンピオンになるためには他を越えるテクニック、驚異的な集中力、そして優秀なチームが必要不可欠です。
そのすべてを兼ね備えた者は、ジャン=エリック・ベルニュでした。
2度目のタイトルを手にしたベルニュはフォーミュラEの歴史で初めての2年連続チャンピオンとなりました。
2位にはセバスチャン・ブエミ、3位にはルーカス・ディグラッシがいました。