フォーミュラE 第6戦 三亜 E-PRIX 決勝ハイライト
気温30度で行われたフォーミュラE第6戦三亜ePrix。
予選では日産のローランドが見事にポールポジションを獲得。
2位にはベルニュ、3位にダ・コスタが続いた。
スーパーポール前の予選でトップタイムを出していたブエミは、スーパーポールでフロントタイヤをロックさせてアタック失敗。
またBMWもシムスにトラブルが発生し、スーパーポールを戦うことができなかった。
決勝はポールポジションを獲得した日産のローランドが先頭でレースを進めた。
後続にはベルニュとダ・コスタが続く。
後方ではチャンピオンシップをリードしていたバードが接触によりリタイヤとなる。
上位勢はレース半分を経過した時点では大きな変化はなく、かなり近い距離で走行を続けている。
ブレーキ関係のペナルティによって最後尾からのスタートとなったブエミは、ハーフタイム時にポジションを大きく上げトップ10に迫る。
残り21分、ターン11でトップのローランドをベルニュがオーバーテイク。
これで2番手に後退したローランドは3位ダ・コスタからもプレッシャーを受ける。
ポジションアップを狙うダ・コスタは各コーナーでインを狙い攻めるが、ローランドはギリギリのところで死守。
このバトルによりダ・コスタはノーズにダメージを負い、後方のマシンが更に密集してくる状況に。
ベルニュは後続が少し離れたことでアタックモードを起動。
ローランドがアクティベーションゾーンから戻るベルニュと並びかけるが、抜けずに終わる。
このタイミングでオーバーテイクを狙ったマシンが多くいたが、シムスはコーナー立ち上がりでウォールにリアをヒット。
無念のリタイヤとなった。
マシンがコース上に止まったため赤旗が提示され、レースは一時中断となった。
レース再開時に各車一斉にアタックモードを起動し最後の勝負に挑む。
最終盤、8位まで追い上げていたブエミがフラインスのリアにヒットし、止まり切れなかったフラインスはディ・グラッシに追突。
このクラッシュによりフルコースイエローが提示され、そのままチェッカーとなった。
優勝はテチータのベルニュが獲得。
2位に日産のローランドが入り日産に初の表彰台をもたらした。
3位にはBMWのダ・コスタが入り、チャンピオンシップをリードする形となった。
ブエミはフラインスとの接触でペナルティを受けて8位となった。